中島サマーキャンプ2019活動報告

日時 2019年8月28日(金)~31日(土)3泊4日
活動場所 松山市に浮かぶ中島(ゆうきの里)
参加者数 25名
1日目

10:10三津浜港から中島(大浦港)に向かうフェリーに乗船。

この日は朝から雨。九州地方では警報が出るほどの豪雨。中島も強い雨が降っていたので、雨がおさまるまで中島の中の宇和間農林漁業体験自習館にて待機。お昼はそこでうどんを作っていただき、午後2時頃雨が止んだのでゆうきの里へ移動。

午後3時から午後4時まで海釣りグループと海遊びグループに分かれ海を楽しみ、夕方にはドラム缶風呂にも入ることができました。

夜は子どもたちとカレーを作り、午後8時頃には海ほたるを捕まえるために海岸へ。

2日目

朝は6時に起床し、ラジオ体操(ドラえもんバージョンにて)。朝は味噌汁とごはん(鯛めし)。

朝食後テントの設営(希望者のみ2日目の夜のみテントで宿泊)をし、海釣りを楽しみました。

海に行かない子は宿泊場所で仲間と共に外での遊びを楽しんでいました。3泊4日の間、海遊び以上に毎日仲間と外で遊ぶことを楽しんでいる子どもたちもいました。

お昼はバーベキューをいただき、午後2時過ぎから海遊びに。満潮から3メートル以上引いた磯での生き物観察をしたり、シュノーケルを付けて魚を見つけたりして楽しんでいました。3日目の夜は雨という予報が出ていたので、この日の夜キャンプファイヤーも実施しました。

3日目

朝は6時に起床し、ラジオ体操(ドラえもんバージョンにて)。朝食はサンドイッチとフルーツポンチ。

天気予報では雨となっていましたが朝だけ雨は降っていたものの、活動時間は晴れ間も出るぐらいの天気で1日過ごすことができた。

この日も午前は投げ釣りを楽みました。子どもたちも少しずつリールの使い方や投げ方が上手になってきて、ほとんどの子どもが魚を釣り上げていました。

お昼は鯛のあらのスープと豚汁とごはん。鯛のあらのスープが予想以上に人気!この日も午後2時頃から海へ。気温が30度に達していない気候の中の海遊びだったので、長い時間海に入っている子どもは少なかった。その代わりに、海から上がった後のドラム缶風呂は大人気。青空を眺めながら温かいお風呂につかる子どもたちの顔には笑顔が絶えなかった。

夜はみんなで焼きそばを作っていただき、井出さんによるタコの解体ショー。3日目におしょうさん(三原さん)が取ってきてくれたタコを解体しながら、海の生態系のお話をしていただきました。私たちが遊んだ中島の海もどんどん汚れていること。昔とれた魚がどんどん取れなくなってきていることなどタコから広がる海のことをいっぱいお話ししていただきました。子どもたちも真剣に話を聞いてくれました。

そして暗くなってきたので花火をして、子どもたちお待ちかねのマシュマロを焼いていただきました。

4日目

朝は6時に起床し、ラジオ体操(ドラえもんバージョンにて)。この日は朝から荷物の片づけと、部屋の掃除をみんなで行いました。そして昼食後、片付けも済んで最後にもう一度海へ。

4日間とにかく毎回海に行く子もいたけど、仲間と遊ぶ外遊びを思いっ切り楽しむ子もいたし、夜の語らいにワクワクドキドキしている子もいました。子どもたちは自分のペースでやりたい事、やりたくない事、やってみたい事、やってあげたいと思うことなど、自分自身で選択しながら3泊4日を楽しんでいたんだと思います。私たちもそんな子どもたちに寄り添いながら、楽しく過ごさせていただきました。

夕日を見ながら子どもたちと語り合い、今日あったこと、学校のことなどいろいろな話をしました。みんなで一緒に作ったご飯を食べながら語り合う3泊4日。いっぱいしゃべっていっぱい遊んだ3泊4日。スタッフも体力は限界まで来てても、みんな本当に楽しくて楽しくて、今からでももう一回キャンプやりたいっていうスタッフもいました。また来年もどんな形にしろこんなキャンプを続けていけたらいいな~と思っています。

そして、5年続けてきて思うことは、子どものエネルギーはやっぱりすごいっていうこと。大人が指導しなくても、興味のあることはとことん学ぶし、自分だけのことを考えている子はほとんどいなくて、仲間と共に過ごす心地よさを求めていると感じました。利己主義的な大人が増える中、そんな大人を横目に見ながらも自分自身の生き方を必死に模索する子どもたちの姿に大人の私たちももっともっと頑張らねばと思いました。

「生きてるって素晴らしい」そんな感覚を体全体で感じることができることがキャンプの醍醐味ではないかと思っています。