久万高原サマーキャンプ2018活動報告

今年で4回目の3泊4日の久万高原サマーキャンプも天候に恵まれ無事開催することができました。その内容を報告します。

日程 7月25日(水)~28日(土)
場所 旧面河小学校(上浮穴郡久万高原町中組)
参加者 21名

≪1日目≫
10:00 JR松山駅より出発
11:00 道の駅さんさん到着休憩、参加者一人乗車
12:00 キャンプ場到着
12:15 キャンプのスケジュールの説明等
12:30 テント張り開始
13:30 昼食・休憩
14:00 面河川で川遊び
15:00 ドラム缶風呂に火を沸かす、カレーライスを作り始める
17:00 夕食(カレーライス)
18:00 ドラム缶風呂に入る、シャワータイム
20:00 片づけ終了
20:30 今日の振り返りと明日の活動内容の打ち合わせ(参加者とスタッフ)

旧面河小学校はグーグルでは検索できない場所なので少し説明すると、松山から国道33号線を高知へ向かい、道の駅「天空の郷さんさん」を超えて、 御三戸嶽(みみどだけ)の手前を左折して県道212号を走ります。そのまま道なりに走ると県道12号と合流し、5分ぐらいで国道494号に合流するのでその道もまっすぐ面河渓に向けて走ります。10分ぐらい走ると高山自動車という看板があるので、その裏の橋を渡るとキャンプ地に着きます。面河小学校は平成22年に渋草小学校と合併し新校舎が渋草に作られました。旧面河小学校の校舎は取り壊されていますが、幼稚園だった建物と運動場を利用してキャンプをしています。
スタッフはよっしー、ししょう、えっさん、ジョニーデップ、井出さん、それから岡山から参加のおしょうさん、久万高原在住のみなちゃん親子、就活中の愛媛大学4回生ののぼる、済美高校2年のかほちゃん、かなちゃん、つぐちゃん、群馬から参加のきょうちゃん、愛媛大学社会共創学部2年で面河出身の虹(にじ)。映像の専門家でドローンに詳しい大木さん、アフリカの太鼓「ジャンベ」をたたく葛目さんご夫婦も参加してくれました。昨年参加してくれたゆみちゃん(久万高原地域おこし協力隊)も体調が悪い中、最終日に参加してくれたり、森のようちえんに参加している親子も飛び入り参加してくれました。
キャンプの写真はキャンプ2年目のルイ君がプロのカメラマンでもあるえっさんに教えてもらいながら撮影し、それからプロのカメラマンを目指すジョニーデップも子どもたちのナイスショットを逃さず撮影してくれました。HPにアップした写真は高校生のスタッフがスマホで撮った写真も入っています。↑上の写真はルイ君がテント内でカエルに焦点を絞って撮りました。今年のキャンプは面河でも日中は30度を超え、少し動いただけでも汗が出る暑さでした。テントを張っている時から「川遊びするんだよね!」「早く川遊びしたい!」と子どもたちの声。でも面河川の水は冷たく子どもは1時間もしないうちに水から出てきます。でもみんな川遊びが大好きで結局4日間とも川遊びを実施しました。↑これは子どもたちが取ったアカハライモリです。
面河渓から高知の仁淀川へと流れる水は透明度が高く、色はエメラルドグリーン。吸い込まれるようなきれいな水でした。

≪2日目≫

6:00 起床
6:30 朝食作りとお昼のおにぎり作り
8:00 皿ケ峰登山に車で出発
9:00 皿ケ峰到着・風穴から登山開始
10:00 竜神平到着
12:30 下山し、キャンプ場へ出発
13:30 キャンプ場到着・スイカを食べる
14:30 面河川で川遊び
15:00 ドラム缶風呂に火を沸かす、焼きそばを作り始める
17:00 夕食(焼きそば)
18:00 ドラム缶風呂に入る、シャワータイム
20:00 片づけ終了
20:30 今日の振り返りと明日の活動内容の打ち合わせ(参加者とスタッフ)

2日目は朝ごはんに鯛めしと白ご飯を焚き、お味噌汁を作って朝ご飯をいただいて、皿ケ峰で食べるおにぎりを作りました。鯛めしの身から骨を取る作業は子どもたちが頑張って手伝ってくれていました。

そして皿ケ峰登山にチャレンジ!竜神平までゆっくり登って40分ほどのコースもみんなクリアーしましたよ(^^)/山の上では恒例のイナゴ取り。今年もいっぱいイナゴを取って、キャンプ場で調理していただきました。


↑竜神平で高校生と子どもたちがひょっこりはん?!

4日間通してドラム缶風呂も設置していて、薪でお湯を沸かせばいつでもお風呂に入れる準備はしていました。青空の下でのお風呂、夕日の中でのお風呂など子どもによって楽しみかたも違うようでした。興味はあるけどちょっと恥ずかしいという子もいて、全員は入ることはありませんでしたが、薪で沸かすお湯は柔らかくて気持ちがいいと思います。次回はぜひチャレンジしてみてほしいな~と思います。
キャンプ施設の中には卓球台も設置していて、いつでも卓球が楽しめるのですが、少しでも時間があるとみんなこの場所に集合して意気投合!暗くなるまで卓球バトルを楽しんでいました。

≪3日目≫
6:00 起床
6:30 朝食作り開始
9:00 面河渓へ出発、川遊び
10:30~11:30 山岳博物館の矢野さんによる自然観察
11:30 昼食は渓泉亭 面河茶屋にていただきます。
12:30~13:30 面河山岳博物館を観覧
13:00 キャンプ場に到着
14:00 面河川で川遊び
15:30 夕食作り(バーベキュー)とキャンプファイヤーの準備
17:00 バーベキューをいただく
18:00 アフリカの太鼓「ジャンベ」の演奏
20:00 キャンプファイヤーと花火
21:30 今日の振り返りと明日の活動内容の打ち合わせ(参加者とスタッフ)

3日目は面河渓に行きました。川遊びは残念ながらアブが多くて断念(*_*;アブは黒いもの、車が出す排気ガス(二酸化炭素)水につかった体を狙ってくる習性があります。面河渓のきれいな水を見れば誰しも川に入りたくなるものですが、それを阻止するかのようにアブは狙ってきます。

そして毎年恒例の面河山岳博物館の矢野学芸員のお話を渓泉亭前の河原で自然観察をしながら聞きました。目の前の絶壁の岩に立つ松の木にはとっても珍しいセミが生息しているらしく、そのセミを見つけたいマニアが日本中にいるらしいこと、アブは雌しか血は吸わなくて、卵を産むために血は必要で、吸うのではなくてのこぎりのようなもので皮膚を切って血を吸うことなどなど、今年でこの企画も4回目ですが、毎回子どもにもわかりやすく、そして面白い話題も盛り込んでお話してくれます。

午後からは面河山岳博物館も観覧し、現在開催している「家の中のきらわれ生物~天井裏と床下の百鬼夜行~」についても説明をしていただきました。

キャンプ場に帰ると済美高2年のスタッフがスマホで何やら盛り上がっていました。高校野球愛媛大会「済美×新田」の決勝の7回表の情報がスマホからながれ、あと少しで済美が2年連続甲子園出場という場面。参加した子どもたちもその情報に盛り上がり、施設内にあるテレビをつけてみんなで観戦し、済美の甲子園出場を喜び合いました(^^)/

夜は、キャンプファイヤーを囲んでのアフリカの太鼓「ジャンベ」ではじまりました。虫たちの声と子どもたちの声しかしない山に囲まれた自然の中できくジャンベのリズムで、子どもたちも自然に踊りだしていました。面河の夕暮れの風は涼しさを運び、はじける子どもたちの笑顔と音楽との調和がまた心地よさを演出しているようでした。

4日目は片づけをみんなで行って最後の川遊びとまったりタイムを楽しんで、それから二名にある名水を汲みに行き、最後に久万高原まちなか交流館でアイスを食べてJR松山駅に向かいました。

今年で4年目となる久万高原サマーキャンプは無事開催することができましたが、まだまだ反省するところは多いと感じました。来年に向けどこを改善するべきなのかスタッフ同士の振り返りを行い、参加者からも意見を伺いながら子どもたちにとっての最善の自然体験活動を目指し、また頑張っていきます。