森のようちえんたんぽぽの根っこ活動報告

2020年10月から開始した森のようちえんたんぽぽの根っこ(預かり型・毎週金曜日)も開始して1年が経ちました。

自然の中でのびのびと遊ぶ子どもたちの成長はとても目覚ましいものがあります。最初は個々で遊んでいたり、スタッフがいないと不安がっていた子どもたちも今では友達同士で助け合いながら遊んだり、転んだ時も自然と友達に「大丈夫?」と声をかける姿にいつも感動しています。

先日もモミジの赤い葉っぱを子どもたちがみんなで袋に入れて集め出したり、9月頃にはザクロの実を一粒一粒「美味しいね💖」といいながら笑顔で食べたりしていました。

かたや毎回山を走り回って遊ぶ子どもたちの群れも発生したり、水遊びに没頭する子どももいます。

物の取り合いもあるのですが、そこも自分たちで話しあいをしながら(もちろん泣いたり怒ったりもありますが・・・・)ゆっくりですが問題を解決する姿にスタッフ一同感動!!3歳でも話し合いをしながらお友達と仲良く遊ぶスキルを持っているのです!!

とかく大人はついつい心配で口を出したり指導したりしがちですが、子どもは子ども自身で育つ力があるのだと実感しています。

2022年1月~3月は金曜日にプラスして水曜日も森のようちえんたんぽぽの根っこを開催します。週に2回参加、または週1回参加のどちらかを選ぶことができます。募集開始は12月はじめを目途に情報配信しますのでもうしばらくお待ちください。

【参加者募集】不登校支援フォーラム2021in愛媛

不登校支援フォーラム2021 in愛媛を11/28(日)14:00~16:30にzoomにて開催します。

今回はzoomで全国及び愛媛県における不登校の現状やフリースクールの紹介などをしながら参加者と一緒にこの問題を考えていきたいと思います。

特別ゲストとして愛媛大学病院子どものこころセンター センター長の堀内史枝先生にもご参加いただきます。多くの皆様の参加お待ちしております。

日時 11/28(日)14:00~16:30
開催方法 zoom
参加費 無料
定員  60名
主催  愛媛県フリースクール等連絡協議会


※下記フォームよりお願いします。
https://ws.formzu.net/dist/S25248458/

初めてクラウドファンディングにチャレンジします!

2019年度に不登校が理由で小中学校を30日以上欠席した児童生徒は18万1272人で、過去最多を更新しました。増加は7年連続で、約10万人が90日以上欠席しています。

愛媛県でもコロナ禍の中、不登校になる子どもたちが増えています。愛媛県教育委員会によると令和元年1月時点の愛媛県の不登校生徒数は1352人に対し、令和2年1月時点の不登校生徒数は1617人となり、265人増えています。(不登校生の人数は月3分の1以上欠席したものの内、学校が不登校と判断したものの数です。)

そのため私たちが運営しているフリースクールたんぽぽの綿毛への相談件数も増えており、フリースクールを希望する子どもたちが増えています。

2020年における総自殺者数は2万1,077人(暫定値)。男性は前年よりも26人減少した1万4,052人、逆に女性は2019年から934人増加し7,025人と2年ぶりに増加に転じました。若年層に至っては、小学生が15人、中学生が145人、高校生338人の合計498人に上り、1978年の統計開始以来最多だった1986年の401人を超えています。

親も子どもも助けを求める場所が減り、助けてほしいと訴えることができる仲間が減っているのではないでしょうか。

私たちは活動当初からプレーパーク活動を実施してきました。地域にあって、いつでも安心して来ることができる子どもの居場所(遊び場)、そして保護者も安心していられる居場所が今本当に求められていると思っています。

そんな居場所を松山で作ります。作りたいです!!

だからどうかご支援よろしくお願いしますm(__)m!! 

NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場 代表 山本良子(よっしー)

フリースクールのスタッフ募集

フリースクール等で働くスタッフを募集します。私たち団体が培ってきた遊びや自然とのかかわりを大切にしながら、ひとり一人の子どもの育ちを一緒に応援しませんか。

①応募資格
・年齢原則20歳以上、性別・国籍・学歴不問

②求める人物像
・フリースクール等のスタッフになりたいという目標や意志を持っている
・フリースクール等のスタッフをとおして多様な学び・教育の発展や社会貢献に寄与したいという志を有している

フリースクールスタッフ

1.業務内容:フリースクール等の現場での学び・遊び・体験等の活動と関連する業務1名
2. 勤務地 :松山市祝谷3丁目6-1
3.雇用条件:試用期間3カ月
4.就業時間:週1日~3日 原則9:30から15:30までの1日6時間及び月に1回のスタッフミーティング 
5.勤務日:火曜・水曜・木曜
6.給与 :時給900円

④応募方法
希望される方は下記まで連絡お願いします。
NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場 事務局
(お問い合わせ info@asobiba-matuyama.org 又は 080-8902-9627(山本))

コロナ禍での地域子育て力

コロナの見えない脅威におびえながら過ごす生活も2年目となりました。いつ終わるのか?これは何かの前兆なのか?.

人と人の関りが薄れ、地域で子どもを見守りながら育てていく理想の子育ての在り方を追求してきましたが、それとは真逆の方向に世の中は流れている。この流れは変えられないのかと不安になることもある。

マスク警察なる言葉が飛び交うようになり、スーパーへ行くにも、少し山へ出かけるにもマスクを付けない人は非国民といった社会の空気にもうんざり感を飛び越えて、「コロナのことは考えない」という思考にどんどんシフトしていく自分がいる。まともにテレビなど見ていたら確実に病んでいくという感覚すら感じる。

ただ、それでも、5年後、10年後の松山、愛媛、日本、そして世界をイメージしてみると、このままでは大変な時代が来るという未来予想図が現実化していく構図しか想像できない。

であるならば、やっぱり大人が前に進むしかない。

でも私が一人で前に進んでも何も変わらない。多くの人がその未来予想図をイメージして、そうならない構想を「ああでもない、こうでもない」と話し合いながら1歩1歩前に進むしかない。

それもその人その人の得意分野があるわけで、「環境を守る人」「有機で野菜を作る人」「スキルを持って子どもたちを見守る人(保育士・教師など)」「資金の足りないところに支援する人」「地域で子どもに声をかけながら地域の信頼を得ていく人」「海のことがやたらと詳しい人で、子どもにも楽しく伝えることができる人」「ゲームやネットのことがやたらと詳しいけど自然の大切さも判るからYouTubeで子どもに向けて環境良くしようという楽しそうな動画を流し続ける人」「とにかくいろいろな人を繋げる天才」「行政の苦労も理解しながら、民間力も理解して、繋げてくれる人」などなど・・・・。

こうしたいろいろな人がいてくれて、その人たちが自の利益のことだけを考えるのではなく、他者への還元が自社の発展に繋がっている感覚が常識化する社会を目指していかないと今の状況はなかなか変わらない。

でも中小企業はなかなかそうはいかない。生活するために必死で利益を求めていかないといけないのが現状なのかもしれない。それでも目先の利益を追求しすぎるあまりにおかしな誇大広告がはびこったり、過剰な過当競争が激化していき、その犠牲者が子どもだったり高齢者だったり、貧困家庭だったりと弱いものに集中しやすい。

戦後から日本の産業を支えてきた資本主義という考え方はもう限界にきている。

地域で子どもを育てる社会を目指すには

地域力が向上することが子どもの幸せに繋がるという発想は、子どもだけに当てはまることではなくて、高齢者にも若者にも、そしてお父さんお母さんも元気にしていくことだと思う。

例えば、児童クラブや児童館、そして放課後デイなどの施設も今は個々で事業を進め、自団体のみで運営するパターンがほとんどとなっている。こうした施設はどの地域にでもあって、地域に開放したり、地域の支援を求めたりすれば様々な可能性が広がる場所でもある。

私たち団体は地域子育て力の向上が多くの子どもたちの幸せに貢献できると思っているので、由良野の森活動に賛同しプレーパークを開催したり、不登校生の増加を危惧し愛媛県フリースクール等連絡協議会の立ち上げから協力をし運営を担っている。それから新居浜の森のようちえんや中島プレーパーク、吉田町のプレーパークなど、出来る範囲でお手伝いをしてきて、今は各々が力強く地域を巻き込み動き出している。

たくさんの団体や個人と繋がっていくと、思っても見ない効果がいろいろ現れてくる。一期一会を大切に、決してあきらめず前に進めば、明るい未来も見えてくる。

人間一人ひとりはそれほどの力があるわけではないけど、少しづつ助け合って生きていく社会が常識化すればきっともっと住みやすい松山、愛媛、日本、世界になるんじゃないかな~と思ている。

コロナ禍を生きる私たちの未来は私たちが作るものです。

国や社会のよどんだ空気に飲み込まれないためにも、人間的な暖かい心がリアルに感じられる行動を自分から始めようではありませんか。

緊急事態宣言解除に伴う活動の再開について


みなさまこんにちは。

新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が日本全国で解除されましたが、松山冒険遊び場として、どのように活動を進めていけばいいのか、どのような安全対策を取っていけばいいのか悩みながら、スタッフと話し合いを続けてきました。

自粛中のお母さんからは、子どもと二人で家で過ごすことの限界を訴える声も多数いただいています。

私たちは現在、道後地区にある松山市祝谷の山で活動をすることが多いのですが、松山市内から車で5分程度の場所にもかかわらず季節ごとの花々に囲まれ、緑に癒されながら日々過ごしてきました。ただ山で草刈りをしたり、倉庫の整備をしたりという日々でしたが、山に行くだけで心が癒されるのを感じてきました。

タケノコの季節には「子どもたちとタケノコ堀りしたいね~」と話し、野イチゴの季節になると「子どもたちと野イチゴを取りたいね~」と話し、毎日毎日子どもの笑顔を思い浮かべながら生活していたように思います。

プレーパークや自然体験活動、キャンプなど年間通じて日々子どもたちと過ごしてきた私たちにとってはコロナ禍による子どもたちの精神的ストレスがとても心配です。この自然の中で一日でもいいのでのびのびと遊びながら過ごしてくれたらどれほど元気になって家で過ごすことができるのかといつも思ってきました。

そのことと同時にお母さんのストレスも想像以上に増えているのではないかと危惧しています。

学校も始まり、少しずつですが日常が戻りつつあります。それでもいつ再び感染者が発生するかわからないというのも現実です。

そんな中ではありますが、少しでも私たちの活動が子育て中のお母さんの負担を減らし、子どもの健やかな成長に寄与できることを信じて活動を再開していきたいと思います。

現在のところはスタッフと参加者合わせて50人以下での活動を想定しながら、下記ガイドラインを守り活動を進めていきます。

今後の活動予定として下記内容は開催の方向で現在調整をしています。

  1. 由良野の森プレーパーク(6/7)開催
  2. フリースクールたんぽぽの綿毛参加者募集(5人程度)
  3. 祝谷での親子型森のようちえんの継続開催
  4. 9月からの森のようちえんみきゃんっ子の再開

キャンプ、その他のプレーパーク活動は今のところ未定です。社会の動向や、政府の見解、専門家の新型コロナウイルス感染症に関する医学的知見等を確認しながら今後の活動を考えていきたいと思います。

ご寄付のお願い

当団体は子どもの外遊びを通じて、愛媛県の子どもたちの健全な育成を応援するための社会貢献活動を進めてきましたが、どの活動も資金面に苦労をしています。今後も不登校の子どもたちの支援や子育てに悩んでいるお母さんへの支援など、より一層の充実を図っていきますので、皆様からのご支援をよろしくお願いします。寄付の方法としては銀行への振込と郵便局への振込、そして毎月継続的に振り込むシステム(Syncable)も導入しています。サポーター会員募集より確認いただき、ご支援よろしくお願いします。

自粛生活の長期化で生活に困っている皆様へ

松山冒険遊び場の山本(よっしー)です。コロナの影響で、小学校もお休みとなり、保育園や幼稚園に通わすのも不安というお母さんの声を多く聞くようになりました。そのために仕事もお休みしている人もいると思います。

収入が激減すれば生活ができなくなります。一人10万円の現金給付が国から支給されますが、これも一過性の支援です。今回の状況はいつ終息するかも見えず、長期化が予想されます。

また国が様々な支援策を打ち立てていますが、一体どの支援を私たちは受けることができるのか、どうすれば支援を受けることができるのか、わからないことも多いのではないでしょうか。

そんな「お金」に関する不安を少しでも解消するために今回はファイナンシャルプランナーの内田英子さんを紹介します。内田さんは森のようちえんに通ってくださっている二人のお子様のお母さんです。内田さんのプロフィール

額を減らしたり、待ってくれる支払いもいろいろあります。

とにかく「お金」のことを知ることで元気になろう(^^)/

と言うことで少しだけ紹介・・・

①国民健康保険の保険料の軽減・猶予

自営業の方などが加入する、国民健康保険ですね。

病院に行って治療を受けた時、窓口で支払う医療費。

自分たちで支払う医療費は、通常国民健康保険に入っている方であれば3割で済みます。

これはなぜかというと、日ごろから国民健康保険料を支払っているからなんですよね。

この保険料、実は、収入が急激に減少したりして、保険料の支払いが厳しくなったときには支払額を減らしてくれたり、数か月の間、支払いを待ってくれたり、そんなお願いをすることができるようになっているんですね。

もちろん、どんな方のお願いを聞いてくれるというわけではなく、この条件は満たしてくださいねというポイントもあるので、ざっくりとそのポイントを紹介したいと思います。

まずは、

  • 65歳未満であること。
  • 解雇・雇止めなどの理由で失業した人。
  • 正当な理由のある自己都合退職した人。

など。

このような方は、お住いの市町村に、退職先からもらった雇用保険受給資格者証を持っていくと、(支払い猶予の場合は+世帯主のマイナンバーが必要です。)国民健康保険の保険料の軽減や猶予を受けられるかもしれません。

心当たりのある方、

窓口は込み合っているかもしれませんので、まずはお電話などでお早めにご相談してみてはいかがでしょうか?

②医療機関の窓口で支払う医療費の免除・減額・猶予

こちらは、①よりも厳しい要件になってはいるのですが、

失業などして、(農家の方もOK)医療費がかかるのに、貯金が底をついてきて、医療費を支払うのが厳しくなってきた…

という方が受けられるかもしれないというもの。

支払う医療費の額を減らしたり、支払いを待ってもらったり、免れさせてもらったり、ということがご相談いただけます。

こちらもお住いの市町村が窓口になっています。

ちなみに、こちらは過去に国民健康保険の滞納がある方は受けられませんので、こういったときへの備えもかねて、日ごろから保険料はしっかり支払っておきたいですね。

生活設計のご相談は・・・

FPオフィス幸せ家族ラボHP より問合せ下さい。ご家庭の状況により、生活の再設計プランも作っていただけます。

もしも、初めてでいきなり問合せする勇気がないという時は、下記問い合わせフォームに連絡ください。松山冒険遊び場で内容を確認させていただきお繋ぎするのか違う機関に繋いだ方がいいのかも相談の上、対応させていただきます。

コロナの状況が終息したのち、託児を付けてのワークショップも開催したいと考えています。興味のある方は下記まで連絡ください。後日情報を配信させていただきます。

今後の予定とアンケート

今回のコロナの影響で森のようちえんみきゃんっ子は5月いっぱい中止となりました。それから昨年も開催していた由良野の森プレーパークも5/3に開催予定でしたがこれも中止となりました。

フリースクールたんぽぽの綿毛は、 安全対策として屋外活動を増やしていき、室内ではこまめな換気、消毒とマスクの着用を徹底して開催しています。

今後の活動としては、少人数で屋外でできる活動を少しずつ始めていこうと思っています。

困っていることを教えてください。

コロナの影響でみんなが自宅で待機しなくちゃいけないのはわかるんだけど、このまま長引いて、さまざまな悩みを相談できないでいることは辛いことだと思う。

子どもの学習面、生活の問題、夫婦の問題、介護の問題、毎日子どもと二人っきりでイライラしているお母さんも多いと思う。

ネットで相談できる人がいればそれがいいと思うし、夫婦で乗り越えることができれば最高にベストな方法だと思うんだけど、聞いてもらえる人が周りにいない場合もあると思うのでアンケート作りました。

私たちにメールしてホッとするということでもいいし、相談したいことがあれば書いてもらったら、時間を少しもらうかもしれないけど返信するね。

不登校の子どものことや発達障害のことはアドバイスもできると思うよ。外遊びどこでしたらいいのかとか、キャンプに行きたいんだけどどこがいいとか・・・。

こういう時だからこそみんなで協力して乗り越えたいと思っています。

私たちがメールを返信する場合はinfo@asobiba-matuyama.org から返信するので、メールに登録しておいてね。LINEアカウントからもいろいろ相談できるので下記からメッセージ送ってもらっても大丈夫ですよ。
https://lin.ee/okpgfwb

イエナプランDVD学習会を団体内で開催しました。

本日予定していたイエナプランDVD学習会はコロナウイルスの影響で開催できませんでしたが、団体スタッフが集まり、本日フリースクールたんぽぽの綿毛でDVDを鑑賞しました。

「イエナプラン(Jenaplan)教育」とは、ドイツのイエナ大学教授ペーター・ペーターゼンが生み出した、子どもたちの個性を大切にして対話を重視する学校教育です。異なる年齢の子どもたちがいっしょに学習するこのやり方は、特にオランダで人気を博しています。 オランダには現在200の公立のイエナプランの学校があるそうです。

オランダが世界の中でも最も幸福度が高い国の一つというのが分かる気がしました。(*2014-2016年の世界幸福度ランキングでオランダ6位。VS 日本は51位)

私たちもフリースクールを通して子どもに学びの場を提供している身として、もっとオランダに近づきたいとしみじみ感じながらビデオを鑑賞しました。

4/4(土)に延期になりましたイエナプランDVD鑑賞会は少人数で開催するつもりです。

まだ若干申し込み受け付けることできますので興味のある方は下記申込フォームから申込してください。

日時4月4日(土)13:00~16:30
会場松山市ハーモニープラザ 多目的室2(北)
住所愛媛県〒790-0808 松山市若草町8番地3    地図
参加費無料
申込下記申込フォームより
https://www.kokuchpro.com/event/12e22f3a9888b311

「不登校について」南海ラジオ2020/3/20放送

南海放送でお話しさせてもらいました。

今回のテーマは「不登校」について。
不登校、運営しているフリースクールについて話しました。

■ドコママ TSU・NA・GU 子育てステーション
南海放送ラジオ 毎週金曜日
プレゼンターは合田みゆき