由良野の森プレーパーク活動報告2021

活動日 5/9,6/6、7/4,10/3、11/21 計5回
活動場所 愛媛県上浮穴郡久万高原町二名乙787-13 由良野の森
参加者 毎回20組
活動内容 森散策、木工広場、薪割り、桑の実やブルーベリー,栗など季節ごとの木の実の収穫、山菜取り、沢登り、ブナの種植え、火育&食育としてのお昼ご飯づくりなど


今年度もたくさんの親子連れに参加いただき、毎回楽しく過ごすことができました。

自然豊かな森の中でゆっくりとした時を過ごすこと・・・現代社会の日常ではありえない空間ですが、この時間が貴重なのだと毎回感じてきました。

環境問題を学校で学んだとしても五感をフルに使った実体験ほど貴重なものはありません。

自然の中で気持ちいいと思うこと、心が解放される感覚は子ども時代の遊び込みの中からしみ込むように子どもの心の中に宿るものなのだと思います。友達と楽しく過ごし、お母さんやお父さんの穏やかな笑顔に包まれて一緒に食べるあったかいご飯ほど美味しいものはないように思います。

継続的体験活動の可能性「遊びの続き」

定期的に自然の中で体験活動(子どもの遊び場)をしていると、子どもの遊びにどんどん変化が起きていることを感じます。異年齢との遊びの楽しさを感じ、新しい遊びをどんどん創造し、次から次へとチャレンジしていく子どもたち。

活動を始めた当初の悩みは「自然の中でどのようにして遊べばいいのかわからない子どもが多い」ということでした。

でも今は、毎回最初から何も私たちはプログラムを提供していないにもかかわらず、子どもたち自ら「遊びの続き」を開始します。この創造力ってすごいって思うんです。

遊びの続きが子どもたちの中に膨れ上がっていて、それが機動力となり本能的に動き始めているように思えるのです。

由良野の森という魅力的な森の効果も大きいと思うし、人と人の温もりを感じる関係性を大切にすることにより子どもの心が自由になっていくのだとも思います。

すべての子どもには自ら育つ力が宿っています。野生を育めば育むほどその力は発揮されるように思います。

来年度も子どもたちの「遊びの続き」を絶やさぬように活動を続けていきます。