台風のため今年は3泊4日のキャンプが2泊3日になってしまいましたが、台風が去った後は天気も良く風も穏やかとなり、海遊びもたっぷりの時間を取って活動することができました。
1日目
6:15 参加者三津浜港集合、受付開始
6:55 三津浜港⇒中島(大浦港)へ出発
8:15 中島(大浦港)到着
8:30 中島バスに乗りゆうきの里へ出発
8:44 ゆうきの里に到着
1.スタッフ自己紹介、班の確認(班に分かれて座る)
2.基本ルール説明
①海に入る時はライフジャケットを付ける。
②海は一人で行かない。
③防波堤の上には上がらない。
④道路に飛び出さない。
⑤班で協力してご飯を作ろう。
⑥使った食器は自分で洗って片づけよう。
⑦ご飯は食べれる分だけ取り、できるだけ残さな。
⑧調子が悪い時はスタッフに声かけて。
⑨水分補給をこまめに、お茶は台所でいつでも補充できます。
3.生活面の説明
4.今日のスケジュール説明
9:30~12:00 薪拾いと土嚢作りをして水着に着替えて海で遊ぶ。
12:00~13:00 昼食(カレー)作りを子どもがする予定でしたが、時間が押していたのでスタッフが作り昼食をいただきました。
14:00 有機で鶏を育てているゆうきの里の運営者でもある泉さんからお話をお聞きして、卵の収穫体験をさせていただきました。
14:30 海の生き物観察と海遊び
16:30 バーべキューの準備開始
18:00 夕食
19:30 海岸にて中島のお母さんたちによるギター演奏とコーラス、葛目さんご夫婦によるアフリカの太鼓(ジャンベ)演奏。そして最後は子どもたちと島の人たちが混じっての太鼓演奏。海岸にライトを灯して月の光と潮騒の音を聞きながら、歌と踊りで盛り上がりました!
※風が強いためキャンプファイヤーは中止としました。
21:30 就寝
2日目
6:00 起床
7:00 朝食作りとお弁当づくり
※この日は中島トライアスロンが開催されていて、海遊びをする前の道路は自転車の走行ルートとなるため13:30ごろまでゆうきの里に戻れないのでお弁当を持参して海で遊びました。
10:00 海へ移動。生き物観察・海水浴・釣りなどを体験しました。
11:00 用意した昼食を食べる。スイカ割をする。
15:30 海遊びを終了して夕食の準備。
17:00 夕食
18:00 キャンプファイヤーの準備
19:00 海岸でキャンプファイヤーを囲み花火をして、ニッシーのギター演奏を聴きました。
20:30 海ほたるを取るために仕掛けをしましたがこの日は捕まりませんでした。残念!
21:30 就寝
3日目
6:00 起床
7:00 朝食のホットケーキ作り
8:00 各自荷物の片づけ、テントの片づけ・掃除
11:00 海遊び、釣りなど
13:30 昼食
15:00 帰りの準備
16:50 バスで中島港(大浦)へ出発
17:23 中島港に到着しそのまま乗船
17:30 中島港発
18:55 三津浜港に到着
19:00 参加者と保護者にあいさつをして終了
中島サマーキャンプはとにかく海で遊びました。満潮から干潮まで約3mも水位が変わる海岸で、どんどん潮が引いていくのを感じながら泳ぎ、磯でさまざまな魚や貝に出会うことができました。サザエ、あわび、タイ、カサゴ、ふぐ、ぼら、カメの手、たこ、ニナ貝など・・・とにかくいろいろな生き物を収穫し食べることにもチャレンジしました。自然ってすごいっていう感覚を少しでも感じてもらえたらうれしいのですが、どうだったでしょうか?
夏休み最後の待ちに待った海遊びということで、子どもは最初からみんなハイテンションでした。海に潜って魚が見たい!冷たい海で魚みたいに泳ぎたい!「捕ったど~!」をやってみたいなど子どもの「好奇心」「探求心」そしてみなぎるエネルギーをスタッフは全身で感じていました。このエネルギーを発散できるぐらいのキャンプがしたいと思い準備を進めてきました。
そして、仲間と協力してご飯を作ったり、自由時間には部屋でUNOをしたり、疲れた時はお昼寝したり。誰かに指示されながら動くのではなく、自分の時間を自分で考えて過ごす。どうしたらいいのかわからない時は人に聞いてみるという体験。誰かがやってて面白そうなことを自分もやってみるという模倣。友達がやっていることをもっと面白くしてみたいという探求心。不安なことはあるけれど、結構みんな優しいね(^^)/と感じる感覚。人は人の中でしか生きることはできないという体験はとにかく子ども時代にいっぱいやっておいた方がいいし、バーチャルな世界で小さなころから過ごし、孤立しながら生きる若者が多い中、子ども時代のこうした実体験は必ず大人になってから生かされるのだと信じてこのキャンプを進めてきました。
今回は小学1年~中学1年までの参加者25人と高校生ボランティア3人。そしてスタッフが13人。異年齢でとにかくすべての時間がコミュニケーションでつながっていくこのキャンプ。
ただ、時間ごとに潮目も変化していく中での海遊びはわくわくもいっぱいだけど、危険もいっぱいです。潮が引くときにはどんな方向へ水は流れるのか?満ちていくときにはどうなるのか?潮目の見方は?台風が行き過ぎた後の海はどうなるのか?いろいろな人に教えてもらいながらの準備の中で海の怖さについてもたくさん学ぶことができました。怖さもあるけど子どもたちが安全に思いっきり海で遊んでほしい。そして体験からいろいろなことを学んでほしいと思いこのキャンプの準備を進めてきました。
暑さのせいでちょっと疲れてしまう子もいたけれど、みんな2泊3日頑張りました。子どもの輝く瞳をいっぱい見ることができて感謝です。「来年もまた中島サマーキャンプ行きたい!」という声もたくさんいただいたので、来年も開催したいと考えています。
参加者の保護者の皆様、スタッフの皆様、中島のお母さん、応援してくださったすべての皆様、応援していただき本当にありがとうございました。そして愛媛の大自然を大切にする心を忘れずにこれからも頑張ります(^^)/