フリースクールのスタッフ募集

フリースクール等で働くスタッフを募集します。私たち団体が培ってきた遊びや自然とのかかわりを大切にしながら、ひとり一人の子どもの育ちを一緒に応援しませんか。

①応募資格
・年齢原則20歳以上、性別・国籍・学歴不問

②求める人物像
・フリースクール等のスタッフになりたいという目標や意志を持っている
・フリースクール等のスタッフをとおして多様な学び・教育の発展や社会貢献に寄与したいという志を有している

フリースクールスタッフ

1.業務内容:フリースクール等の現場での学び・遊び・体験等の活動と関連する業務1名
2. 勤務地 :松山市祝谷3丁目6-1
3.雇用条件:試用期間3カ月
4.就業時間:週1日~3日 原則9:30から15:30までの1日6時間及び月に1回のスタッフミーティング 
5.勤務日:火曜・水曜・木曜
6.給与 :時給900円

④応募方法
希望される方は下記まで連絡お願いします。
NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場 事務局
(お問い合わせ info@asobiba-matuyama.org 又は 080-8902-9627(山本))

9/5由良野の森プレーパーク中止のお知らせ

新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を受け、開催を予定しておりました令和3年9月5日の由良野の森プレーパークについてはやむなく中止することといたしました。

また、今後の活動については決まり次第HPにてお知らせします。

9/5の由良野の森プレーパークの申込は本日18:00より

9/5(日)に開催される由良野の森でのプレーパークの申込開始は8/7(土)18:00からです。申込フォームは下記からお願いします。定員は20組で先着順となっています。

毎回多くの皆様から参加希望のメッセージをいただいていますが、密を避けるためと、駐車場が少ないことから20組まで受け入れとさせていただいています。

もっとたくさんの皆様に由良野の森に遊びに来ていただけるように今後も努力を続けてまいりますのでご理解ご協力よろしくお願いいたします。 

NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場
代表山本良子

コロナ禍だからこそ子どもたちに伝えたい!自然体験活動7月サマーキャンプ2021報告

開催日 2021年7月24日(土)~27日(火)3泊4日
場所 愛媛県松山市 離島 中島「ゆうきの里」
天気 4日間快晴

  昨年の全国緊急事態宣言からこんなにも長引くと思っていなかったコロナ禍。2021年5月には再び愛媛にも蔓延防止等重点措置が発令され、今年のキャンプ実施についても日々の世情の状態やニュースとにらめっこしながら、何度も何度もスタッフ間で意見を交わしてきました。

 それでも、こんな状況だからこそ私たち民間事業ができること。逼迫した子どもたちの生活の中から見えてきた課題を私たちだからこそ「心の解放」と子どもたちの「今」を大切にして実施することの意義を話し合い、様々な対策をしながらと参加者ご家族様へのご理解を頂きながら開催することができました。

 今年の子どもたちのパワーは制限された中での生活で内に秘めているものが多く、とにかくすごかった!!!

大人も子どももより自分らしさを発揮できた4日間となりました。

 7月24日(土)三津浜港発10:10のフェリーで中島大浦へ向かいます。おかえりが言える常連の子たちやはじめましての子もいろんな想いを抱え、元気に参加してくれたことに感謝です。

 毎年、使用させていただいている宿泊施設の「ゆうきの里」はゆうき生協さんが1979年「自然と命を大切に」の理念の元、愛媛で食の安心安全を求める生産者様と消費者がともに立ち上げた施設です。

 バイオトイレを導入しており、現代の子どもたちは衝撃を受けますが、仕組みや環境の循環の大切さを説明すると不思議と子どもたちの中には落とし込んで抵抗なく生活しはじめます。

 中島は水問題も重視しており、自分たちが住んでいるお家のように当たりまえに水道からでてくる水ではないこと、そして水がなくなるという経験。水の大切さを目の当たりにしました。

 過酷な環境だからこそ生み出される心の想いや何気ない日常生活の有り難さ。

葛藤したり、自問自答を繰り返したり、友情を深めたり。

 文字にすればたった3泊4日という短い日にちですが、ここで過ごす4日間は子どもたちにとっては一生のうちの大きな意味をもつ3泊4日だと思います。

 子どもたち一人ひとりを認めあう空間。やりたいことにとことん向き合う時間。うまくいかないことには誰かが手を差し伸べ、お互いが助け合う。みんなで何かを成し遂げる。

おいしいものをおいしいと共感しあえる。楽しいことには巻き込まれていく。

 様々な背景を抱え、今までの日常ががらっと変わり、学校生活も本当はしたくてもそんな経験をもできない現実。

 少なくともこの4日間は、心の底から笑っている子どもたちの姿がありました。

釣りでは、初めてリールに触る子もスタッフがついてつけ方から寄り添います。多くのヒットがあり、初めての経験をした子もたくさん。

自分で釣った魚は、調理班スタッフの元で、さばき方を学びます。自分で釣ってさばいて、自分で塩焼きをして、自分で食す。命をいただく循環の経験は何よりも贅沢かもしれません。

 海遊びでは、磯遊びを含め、様々な生き物を観察しました。

ひたすら砂に埋まって楽しむ姿も、友達やスタッフと浮き輪で遊ぶ姿も笑顔があふれていました。

 火おこしにも興味深々。海遊びの後の夕日を見ながらのドラム缶風呂は絶景で格別です。

2日目は、海遊びを早く切り上げ、ドラム缶風呂を長く楽しむ子たちも。

それぞれに思い思いでやりたいことを見つけていきます。

 毎年、恒例となったすいかおばけのフルーツポンチ作り。缶切りを使えない子たちが多いんです。このキャンプではあえて、開封取っ手がついていない昔ながらの缶詰を使用します。

使えないものへ発想力と集中力。缶を開ける経験もきっといつか何かの生きるヒントになるはず。

 例年以上に気温も湿度も高かった日中。熱中症対策とコロナ感染対策と健康管理と活動の安全対策等々。大人も子どもも自分たちの命を守りながらの活動。

水分補給と食事から摂る栄養補給。水筒がすぐに空になる暑さ。一日中沸かしまくりのお茶も間に合わない状態。朝ごはんは味噌汁で塩分補給をしっかり摂ったり、おやつにはスイカやおにぎりがあっという間になくなります。

 たくさん遊ぶ体はたくさん食べます。好き嫌いがある子も食事の楽しい雰囲気になれば文句もでてきません。食事の楽しさは、何を食べるかよりも誰とどんな風にどうやって食べるかかなのかもしれません。

 今年は虫博士も合流してくださり、虫を捕る仕掛けつくりも興味のある子どもたちとしました。

バナナとカルピス原液を発酵させたものをトラップにしかけます。翌朝、残念ながら狙っていたカブトムシとクワガタはいなかったのですが、多種な昆虫を観察することができました。

 中島の海に沈む夕日は格別。真っ赤に染まる海と空を見ながら子どもたちはぽつりぽつりと想いを語りあいます。ゆっくりと時間が流れる中、それぞれに抱えていることを自然に包みこんでもらう感覚は、言葉にしなくても気持ちが通じあいます。

常にフルストレージで忙しすぎる怒涛の時代を生きている子どもたちには大きな大きな充電なのかもしれません。

 ほっとしたゆるみや余白を子どもたちを見守る大人たち自身が大切にしなければならないことかもしれないですね。

 夜には、音楽フェスやカラオケ大会、キャンプファイヤーに満天の星空や流れ星観察、キャンプファイヤーの残り火でマシュマロ焼きなど、盛りだくさんな4日間を元気に無事に終えることができました。

 言葉では表すことができない程のたくさんのドラマが今年もありました。コロナ禍だからこそ、子どもたちに伝えていきたいこと。

こんなにも自由に子どもたちが笑いあえる世の中を私たち大人は次世代で受け継いでいきたいと願わずにはいられません。

 参加してくれた子たちが、そしてその周りの子たちが、周りの人たちが

笑いあい、その笑顔が伝わりあう世の中であってほしい。

「自分ってしあわせだな」って思える活動をこれからもして参りたいと思います。

6月8日より「森のようちえんみきゃんっ子」は再開します。

6月8日より「森のようちえんみきゃんっ子」は再開します。(6/8,6/15,6/22,6/29分)
申込は愛媛県総合運動公園までお願いします。

未就学児と保護者が一緒に自然の中で活動する「森のようちえん みきゃんっ子」を毎週火曜日に開催しています。《主催:(公財)愛媛県スポーツ振興事業団(愛媛県総合運動公園指定管理者)協力:NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場》

 対象は、未就学児とその家族で、参加料は未就学児1人1,000円(きょうだい参加の場合は1人につきプラス700円)+昼食代300円×人数分(1歳以上)です。

自然の中で五感をフルに使ってのびのびと遊ぶことで好奇心を湧き立たせ、コミュニケーション力を育て、語彙を増やし、体力や精神力も育まれます。コロナの影響で室内で過ごすことが増えた子どもたちにのびのびと自然中で過ごす機会をもっと増やしていきたいと思います。

皆様の参加、お待ちしております(^^)!

※新型コロナウイルス感染症予防・拡大防止のため、内容を変更・中止する場合がございます。

≪申込先≫
愛媛県総合運動公園 振興課
住所 〒791-1136松山市上野町乙46
℡   089-963-2216
fax  089-963-4104
mail  info@eco-spo.com

2021年度のキャンプの募集はじまります!

今年度も中島と久万高原の3泊4日のサマーキャンプ開催します。

申込みは6/5(土)の午後6時から下記HP内の申込フォームより募集を開始し、先着順に受け付けます。定員はどちらも20名です。

申込する前に必ず「新型コロナウィルス感染症対策ガイドライン」「キャンプの目的と注意事項について」をご確認ください。

また、今後の感染状況によっては中止する場合もありますのでご理解のほどよろしくお願いします。

「やりすぎ教育」を読んで

長年子どもに関わるNPOをしていますが、早期教育の過熱化は今なお続き、子育てに不安を感じる保護者が多くなっていると感じてきました。子どものためにさまざまな習い事をさせ、自由に自分のやりたい遊びをしながらのんびり過ごす時間が少ない子どもたち。そんな保護者の中には教育虐待となりえる子どもとの関わりをしている人もいます。ただそれは本人が気づかないケースの方が多く、子どもが大きくなるにつれて、子どもの身体的症状や精神的状況の変化により気付くケースもまた増えています。

今子育てに不安を感じて必死に習い事や学習塾に行かせ良い学校良い会社に就職するというゴールを目指している人にぜひ一度立ち止まって読んでほしい。

またそうした保護者と関わる先生や保育士などの支援者にも読んでほしいと思いました。

~「これって”やりすぎ教育”?」 NHKウワサの保護者会に出演しています。~

 

【著者紹介】武田信子

臨床心理士。武蔵大学非常勤講師 元武蔵大学人文学部教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。元トロント大学・アムステルダム自由大学大学院客員教授。臨床心理学、ソーシャルワーク、教師教育学をベースに、すべての子どもがウェルビーイングに暮らせる社会を目指して活動。子ども・子育て支援や教育・心理・コミュニティワーク・人権・遊びに関する講演や研修多数。子どもの遊び・生活環境を改善する各地の試みに数多く関わっている。