中島サマーキャンプ2017活動報告

日程:8月23日(水)~26日(土)3泊4日
宿泊場所:松山市の野忽那諸島にある中島の「ゆうきの里」
参加人数:12名
スタッフ数:12名

キャンプの主な内容と活動報告

海で思いっきり遊んで、みんなでご飯を作って一緒に食べて、そして仲間といっぱいおしゃべりする中から、自然の凄さや怖さ、みんなが協力しあいながら生活することの楽しさや大切さを学んで欲しいと願い今回のキャンプを進めていきました。

1日目から今回は予想外のサプライズイベントに参加することができました。4年に1回の神浦の西宝山 毘沙門天の御開扉が8月22日から24日まで行われており、キャンプ初日は神浦港での花火大会に参加することができました。三津浜の花火大会ほどの打ち上げ数はなかったものの、満天の星の下での花火大会は最高にキレイでしたよ!

2日目は朝から海で泳ぎ、午後からは海の生物調査を実施しました。

午後からの「城」という島の辺りの生物調査ではいろいろな生物を見つけることができました。
↓これは「アオウミウシ」
鮮やかな青の模様がきれいでした。
そしてこれは「アメフラシ」

毒はないけど紫色の液体を出していてちょっと不気味でした(^-^;
↓そして井出さんが希少種を発見!!
殻が割れてしまいましたが珍しい生きものです。「ウスユキミノガイ」。

これ以外にも、亀の手やニナ貝などを子どもたちが捕まえていました。
海を泳いでいるとその横で「タコ」を発見!子どもたちが大騒ぎして追いかけるシーンも見られました!

3日目午前はひとまず休憩し、ゆうきの里の隣で育てている鶏の飼育小屋を見てきました。化学肥料を一切使わず、ホルモン剤なども使っていない安心安全な食を追求し続け現在87歳の泉精一のお話が聞けて私自身は感激してしまいました(^-^;笑顔が本当にステキでした!

子どもたちはというとその間もとにかく元気に遊びまわっているので、竹を山からとってきて剣をみんなで作ることにしました。


その剣をもって、午後からは再び海遊びにgo!!

中島の子どもたちも一緒に泳ぎ、スイカ割もチャレンジしました!

それから昨年キャンプのスタッフをしていたカオルンバが生まれたばかりの赤ちゃんを連れて遊びに来てくれました。
赤ちゃんはやっぱりかわいいですね!

夜は花火大会とキャンプファイヤーも実施しました。夜の海は真っ暗です。その中を車のライトと懐中電灯を照らして移動しました。ちょっとドキドキの花火大会でした。

4日目は朝からあいにくの雨☂
片付けと宿泊施設の掃除を済ませ、昼食を食べたころから日差しが少しずつ戻ってきたので、バスの時間ぎりぎりまで海岸で遊ぶことができました(^^)/

釣りも楽しみ、ベラやフグが釣れてましたよ(^^)。
そして最後にみんなで写真を撮ってバスに乗り込みました。

そうめん流しの申込受付開始

今年も鹿島の海開きイベント内で海に向かって40メートルのそうめん流しを行います。

当日も受付けますが、事前申し込みも今回は受付けています。

参加費:大人500円、子ども(3歳~小学校6年)300円
日 時:7月16日(日)11:30~13:30

1回目 11:30~12:00 定員50人
2回目 12:00~12:30 定員50人
3回目 12:30~13:00 定員50人
4回目 13:00~13:30 定員50人

場 所:松山市鹿島内、キャンプ場付近の海側
申込方法:下記申込フォームからの申込又は、メールにて代表者氏名、参加する大人の数と子どもの数、電話番号、メールアドレス、希望時間をお知らせください。

キャンプに求めるもの

子どもが親元を離れ、生活するキャンプに保護者は何を求めているのでしょうか?親離れ、自然体験、コミュニケーション能力の向上、サバイバル的感覚など親の思いは様々だと思います。

面河渓五色河原にて

子どもの育つ今の社会

社会全体を見ると、子どもの育つ環境は大きく変化しています。昔だったら子どもはみんな夏の暑さに負けず外で汗を流しながら遊び、水遊びをする子どもたちの姿はどの町でも見かけることができました。学校が終わった後、子どもたちだけで海や川で遊ぶことも普通に行われていました。セミを捕まえたり、魚を捕まえたりしながら自然の中で遊ぶことは普通の時代でした。紫外線防止のための日焼け止めクリームを塗る子どもはいなくて、反対に夏休み終了後には外で思いっきり遊んだ子どもが「黒んぼ大賞」ということで表彰される学校もありました。

リアルな社会が当たり前にあった昔に比べ、今の子どもたちは現実社会から離れてインターネットの動画を楽しんだり、ゲームで遊ぶことが多くなり、友達を作るのも、野菜を作るのも、動物を育てるのもゲームの世界で満足感を感じるようになりました。エアコンの効いた部屋で一日過ごし、四季の移り変わりはネットやテレビから情報を得て、地球が温暖化になったり、気候が変化していることも学校の中で学んでいます。

実体験を伴わない学びに疑問を感じながらも、「子どもはなんとか育っていく。」と信じるしかない保護者は多いのだろうと思います。日常の生活に必死で子どもの育つ社会環境に深く疑問を抱く余裕がないという保護者も増えていると感じています。

私たちが開催する今年で3年目のキャンプはこうした社会の変化に伴う、子どもの育ちに疑問と不安を感じたところから始まっています。

リアルとバーチャルのバランス

本来であれば、毎日子どもが放課後に生活している学童クラブや地域の公園や空き地などで、こうしたリアルな実体験ができることが理想だと感じてきました。しかし、保護者自身、自然体験をあまりしていなかったり、塾やスポーツクラブなどに通わせることが一般化しているため、自然の中での遊びのリスクを子どもだけではクリアできない時代になってきことも受け止める必要があります。

これからの社会を生きていく子どもたちに「ゲームやインターネットを持たずに生きていきなさい!」というのはほぼ不可能です。リアルな世界とバーチャルな世界をバランスよく子どもたちに提供し、子どもの能動的な行動を促しつつ、現実世界の厳しさも学ぶ機会を与えていく。これは大人が考えて動いていかなければなかなか実現しない時代となってきました。

乳幼児期からスマホで遊ぶ時代となり、ますます子ども社会は混沌としています。

だからあえて思いっきりリアルな世界を子どもたちに体験してもらいたいと思いこのキャンプは企画しています。ご飯を作るのも火を起こして野菜を切って作ります。遊ぶのも地域の自然。虫もいるし、川も海も日々変化もします。子どもたちにとっては「めんどい」の連続だと思います。でもこうしたリアルな世界を体験すると「めんどい」けどその分楽しいということも体感します。

離れていても熱かった(^-^;

「楽しい」という感覚

「楽しい」とか「楽しくない」という基準はどこから来るんだろうと考えたことはありますか。子どもたちが楽しいイベントとして必ず上げるのが「東京ディズニーランド」のような遊園地です。遊びはお金を払って購入するという感覚はもう社会の中で一般化しています。「癒し」のために旅行やレストランでの食事。私もたまにはゆっくり美味しいものが食べたいと思っていますので、誰もが持っている感覚なのだと思います。ただ、対価に対して満足度が達していない場合は「楽しくなかった」ということになります。帰りの高速道路での渋滞や帰宅度の疲労感から家でゆっくりしている方が楽だと感じれば「楽しくない」となるのかもしれません。

それでは子どもの育ちに対する満足度はどう考えればいいと思いますか?例えば「保育園」や「幼稚園」。毎日子どもが楽しく通うことが保護者にとっての満足度100%となるのでしょか?英語やサッカーなどの習い事が多いことが満足度に繋がるのでしょうか?

子どもたちが保育をうけたり学校へ行くのは、社会の担い手となる人材を育てるためです。基本的には子どもが「楽しい」とか保護者のニーズに合ったものとはイコールにはなりにくいのだと思います。例えば食事。日本の昔からのご飯と漬物、魚などは保育園などでは食べたがらない子どもも増えていると聞きます。ハンバーグやゼリー、ふりかけのかかったご飯を子どもは好んで食べますが、それがこれからの子どもたちの体を育てるための栄養素として満足なものなのかは疑問が残ります。

また、希薄化した社会の中で、多くの保護者は地域との関わりを避けたいという傾向があります。でも、保育園や学校は基本地域との連携で運営されており、子どもたちは地域の中で育まれながら育つ必要があるわけで、保護者の思いとはずれが出てきています。

では、どうすればこのずれを修正して、子どもも楽しくて保護者にとっても満足のいく学校や保育園になっていくのでしょうか?

これは難しい問題ではありますが、ただいえるのは子どもも人と人の中で育ち、こうした問題も人と人の中で解決するしかないということです。国が待機児童解消としての予算を投入しても問題は解決できていないように、こうした問題は行政任せにしない方が得策ではないかと感じてきました。

多くの保育士や保育士経験者、学校の先生は食育のこともよくわかっているし、外遊びの大切さも学んでいます。子どもの発達段階ごとの関わりは年齢では読み取れない部分もあり、そうしたきめ細やかな支援をできる保育士や学校の先生はたくさんおられると感じてきました。ただ、保護者とのコミュニケーションがどんどん希薄になっています。モンスターペアレント的保護者や地域住民も増えたことも原因となるのかもしれません。

それでも地域の人と保護者と先生がコミュニケーションをとり、子ども達のことを一番に考えて話し合えば問題はゆっくりかもしれませんが解決できるのではないかと思っています。

人としてどう人と接することがいいのか。人間はみんな考えも、悩みも、好きなもの違います。元気な子もいれば落ち着いている子もいます。記憶力の悪い子もいれば、なんでもすぐ記憶できる能力を持つ子もいます。好奇心旺盛で、悪気はないけど人に迷惑をかけやすい子もいます。みんなそれなりに自分らしく生きています。違いを認めて、自分の意見を話して、仲間の話にも共感できる人間として子どもたち個々の性格や家庭環境を踏まえたうえで私たち支援者は子どもと関わることが大切だと思っています。

自分の意見を分かってもらったり、自分がチャレンジしたことが他の子どもたちに認められたり、苦労した分「ありがとう」っていう言葉が返ってきたりする経験は「楽しい」という感覚とは違うかもしれませんが、その子の心に残るステキな思い出となっていきます。現実世界は大変なこと、子どもたちの言う「めんどい」ことが多いかもしれません。でも、自分のやりたいことや誰かのために頑張りたいという思いを形にしていくと大変さが「楽しい」という感覚に変わっていく時が来ます。必ず来ます。

キャンプでそこまで感じる子どもは出ないかもしれんせんが、できればみんなにとってステキな思い出となってもらえるようにスタッフ一同頑張っていきます(^^)/

久万高原サマーキャンプ2017 7月26日(水)~29日(土)
中島サマーキャンプ2017   8月23日(水)~26日(土)

今までの新聞記事H20.3~H26.6

情報としてアップします!
興味のある方はぜひ読んでみてください。

平成20年3月13日飯岡公園で遊ぼう!
平成22年4月8日まちで遊ぶ(三津浜)
平成22年12月11日飯岡公園で遊ぼう!
平成23年5月30日飯岡公園で遊ぼう!
平成24年4月21日飯岡公園で遊ぼう!
平成24年8月21日「冒険遊び」住民苦情
平成25年5月5日松山総合公園プレーパーク
平成25年5月松山総合公園プレーパーク
平成25年7月19日遊具歓声消える公園
平成26年6月松山総合公園プレーパーク

写真ネット販売のIDとパスワード

平成29年3月25日と26日にカメラマンの方に松山総合公園プレーパークでの子どもたちの様子を写真に撮ってもらいました。
今回はその 写真をインターネットにて販売 をしています。写真購入を検討している方は下記問い合わせメールよりお知らせください。
写真を見るためのIDとパスワードをお伝えします。
購入方法は郵便振替で入金いただいたのち、現像した写真を郵送、又は駄菓子場まさおかし屋で現金をいただいて写真を受け取る、2通りがあります。
写真の申込期限は6月30日とさせていただきますのでよろしくお願いします。

[contact-form-7 id=”4303″ title=”写真ネット販売申込フォーム”]

松山総合公園プレーパークの4月からの予定

平成29年度は松山総合公園プレーパーク「森とあそぼう」を26回開催する予定です。決定している日程は4月15日(土)、16日(日)、29日(土)、30日(日)、5月6日(土)、7日(日)、27日(土)、28日(日)、6月3日(土)、4日(日)です。7月~9月までお休みして、次は10月から開催します。日程は決まり次第活動カレンダーに表示します。

変更事項について

平成29年4月までは松山総合公園プレーパーク「森とあそぼう」は無料で運営しますが、5月よりプレーパークの維持のため、参加費をいただくこととなりました。参加費としては子ども(1歳~中学生まで)1人300円、大人1人100円ということで設定しました。いただいたお金は保険代、材料費等に使わせていただきますので、ご協力よろしくお願いいたします。

また今年度から、賛助会員になられた方に、松山総合公園プレーパーク子ども用参加チケットを9枚と駄菓子場まさおかし屋等で使える300円券を1枚プレゼントすることになりました。※詳しくはHPへ

傷害保険について

この事業は毎回損保ジャパンのレクリエーション保険に加入しています。
通院保険金日額 2500円
入院保険金日額 6000円

お願い

この事業を継続的に運営するために、今年度も賛助会員の募集と寄付金のお願いをしています。助成金などを利用して今まで運営してきましたが、安全面の見守りや遊具設営等のスタッフの配置などの謝礼金や保険代、消耗品費購入費等を賄うには、自団体だけでの資金では限界があります。ぜひ少額でも大丈夫ですのでご支援よろしくお願いいたします。

まつやま環境フェアー2017で明日は子どもたちと遊びますよ~!


明日明後日、アイテムえひめの小展示場で開催される、「まつやま環境フェアー2017」でホッケーやおままごとセット、木のジャングルジムを持っていき、来てくれた子どもたちと一緒に遊ぼうと思います。

お隣のブースでは児童館がエアートランプリンや木の積み木を持ってきてくれています。そして反対のステージでは愛の葉ガールズのソングセッションなどもあるみたいです。

このイベントは「まつやま農林水産まつり」と「まつやま食育フェスタ」と「まつやま環境フェアー」が同時に開催され、イベントも盛りだくさん!!

駐車場は混んでいるとは思いますが、ぜひ土日はアイテムえひめに来てね(^^)/

駄菓子屋にコメグリーのおにぎり販売してます!

先週から駄菓子場まさおかし屋でおにぎりを販売しています。味生地区にあるコメグリーのおにぎりです。

素材本来の味を活かすため、添加物が含まれていない(又は少量の)食材・調味料を使用しています。

駄菓子屋に合わせてリーズナブルなお値段で、数量限定で16:00~完売するまで水曜日から日曜日まで販売中です!

本当においしいので一度買いに来てくださいね(^^)/