「やりすぎ教育」を読んで

長年子どもに関わるNPOをしていますが、早期教育の過熱化は今なお続き、子育てに不安を感じる保護者が多くなっていると感じてきました。子どものためにさまざまな習い事をさせ、自由に自分のやりたい遊びをしながらのんびり過ごす時間が少ない子どもたち。そんな保護者の中には教育虐待となりえる子どもとの関わりをしている人もいます。ただそれは本人が気づかないケースの方が多く、子どもが大きくなるにつれて、子どもの身体的症状や精神的状況の変化により気付くケースもまた増えています。

今子育てに不安を感じて必死に習い事や学習塾に行かせ良い学校良い会社に就職するというゴールを目指している人にぜひ一度立ち止まって読んでほしい。

またそうした保護者と関わる先生や保育士などの支援者にも読んでほしいと思いました。

~「これって”やりすぎ教育”?」 NHKウワサの保護者会に出演しています。~

 

【著者紹介】武田信子

臨床心理士。武蔵大学非常勤講師 元武蔵大学人文学部教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。元トロント大学・アムステルダム自由大学大学院客員教授。臨床心理学、ソーシャルワーク、教師教育学をベースに、すべての子どもがウェルビーイングに暮らせる社会を目指して活動。子ども・子育て支援や教育・心理・コミュニティワーク・人権・遊びに関する講演や研修多数。子どもの遊び・生活環境を改善する各地の試みに数多く関わっている。

~5/25も追加します。~5月の森のようちえんin坪内家の募集について

5月の親子型森のようちえんは砥部町の坪内家で開催しています。5/18(火)と5/25(火)も引き続き募集中ですので希望される方は下記HPよりお申込みください。

5/11(火)はお弁当持参で活動を行いましたが、少人数でソーシャルディスタンスも取りながらの食事が可能なことから5/18(火)と5/25(火)は羽釜でご飯を炊いてお味噌汁を作ります。

乳幼児期に大切な自然や人との関わりを大切にしながら活動は進めていきます。

広い古民家とその周辺の自然を利用して少人数での開催を想定しております。

感染対策もしながらゆっくりした時間の中、子どもも大人もストレスから少しの時間かもしれませんが心を開放してほしいとスタッフ一同願っております。

https://tanpopo-nekko.com/21-2/

5/9由良野の森プレーパークについて

5/9の由良野の森プレーパークは開催するということで、申込いただいている方には詳細をメールで送らせていただいています。メールが届いていないという方は下記までお電話ください。詳細をお伝えします。

NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場
info@asobiba-matuyama.org
080-8902-9627(山本)

コロナ禍での地域子育て力

コロナの見えない脅威におびえながら過ごす生活も2年目となりました。いつ終わるのか?これは何かの前兆なのか?.

人と人の関りが薄れ、地域で子どもを見守りながら育てていく理想の子育ての在り方を追求してきましたが、それとは真逆の方向に世の中は流れている。この流れは変えられないのかと不安になることもある。

マスク警察なる言葉が飛び交うようになり、スーパーへ行くにも、少し山へ出かけるにもマスクを付けない人は非国民といった社会の空気にもうんざり感を飛び越えて、「コロナのことは考えない」という思考にどんどんシフトしていく自分がいる。まともにテレビなど見ていたら確実に病んでいくという感覚すら感じる。

ただ、それでも、5年後、10年後の松山、愛媛、日本、そして世界をイメージしてみると、このままでは大変な時代が来るという未来予想図が現実化していく構図しか想像できない。

であるならば、やっぱり大人が前に進むしかない。

でも私が一人で前に進んでも何も変わらない。多くの人がその未来予想図をイメージして、そうならない構想を「ああでもない、こうでもない」と話し合いながら1歩1歩前に進むしかない。

それもその人その人の得意分野があるわけで、「環境を守る人」「有機で野菜を作る人」「スキルを持って子どもたちを見守る人(保育士・教師など)」「資金の足りないところに支援する人」「地域で子どもに声をかけながら地域の信頼を得ていく人」「海のことがやたらと詳しい人で、子どもにも楽しく伝えることができる人」「ゲームやネットのことがやたらと詳しいけど自然の大切さも判るからYouTubeで子どもに向けて環境良くしようという楽しそうな動画を流し続ける人」「とにかくいろいろな人を繋げる天才」「行政の苦労も理解しながら、民間力も理解して、繋げてくれる人」などなど・・・・。

こうしたいろいろな人がいてくれて、その人たちが自の利益のことだけを考えるのではなく、他者への還元が自社の発展に繋がっている感覚が常識化する社会を目指していかないと今の状況はなかなか変わらない。

でも中小企業はなかなかそうはいかない。生活するために必死で利益を求めていかないといけないのが現状なのかもしれない。それでも目先の利益を追求しすぎるあまりにおかしな誇大広告がはびこったり、過剰な過当競争が激化していき、その犠牲者が子どもだったり高齢者だったり、貧困家庭だったりと弱いものに集中しやすい。

戦後から日本の産業を支えてきた資本主義という考え方はもう限界にきている。

地域で子どもを育てる社会を目指すには

地域力が向上することが子どもの幸せに繋がるという発想は、子どもだけに当てはまることではなくて、高齢者にも若者にも、そしてお父さんお母さんも元気にしていくことだと思う。

例えば、児童クラブや児童館、そして放課後デイなどの施設も今は個々で事業を進め、自団体のみで運営するパターンがほとんどとなっている。こうした施設はどの地域にでもあって、地域に開放したり、地域の支援を求めたりすれば様々な可能性が広がる場所でもある。

私たち団体は地域子育て力の向上が多くの子どもたちの幸せに貢献できると思っているので、由良野の森活動に賛同しプレーパークを開催したり、不登校生の増加を危惧し愛媛県フリースクール等連絡協議会の立ち上げから協力をし運営を担っている。それから新居浜の森のようちえんや中島プレーパーク、吉田町のプレーパークなど、出来る範囲でお手伝いをしてきて、今は各々が力強く地域を巻き込み動き出している。

たくさんの団体や個人と繋がっていくと、思っても見ない効果がいろいろ現れてくる。一期一会を大切に、決してあきらめず前に進めば、明るい未来も見えてくる。

人間一人ひとりはそれほどの力があるわけではないけど、少しづつ助け合って生きていく社会が常識化すればきっともっと住みやすい松山、愛媛、日本、世界になるんじゃないかな~と思ている。

コロナ禍を生きる私たちの未来は私たちが作るものです。

国や社会のよどんだ空気に飲み込まれないためにも、人間的な暖かい心がリアルに感じられる行動を自分から始めようではありませんか。

4/29(木・祝)子ども体験活動(興居島での釣り)の中止について

4/29(木・祝)に開催予定だった子ども体験活動(興居島で釣り)ですが、残念ながら天気が悪い予報が出ているので中止にします。

次回は6/27に開催予定で、申込開始は特別警戒期間が解除されてから募集開始します。募集開始の情報はHPとLineアカウントからお知らせしますのでよろしくお願いします。

※当初は北条鹿島で活動を実施する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症 感染対策期が5/19まで伸びたために、鹿島まで渡る船が止まっているので、場所を興居島の鷲ケ巣周辺の海に変更して活動を実施する予定でした。

https://asobiba-matuyama.org/21-2/

5/9(日)由良野の森プレーパークと4/29(木・祝)子ども体験活動(鹿島で釣り)の申込開始は4/10の午後6時からです。

今年度も由良野の森プレーパークを年間6回、子ども自然体験活動(鹿島で釣り)を年間5回開催する予定です。

5/9(日)由良野の森プレーパークと4/29(木・祝)子ども体験活動(鹿島で釣り)の申込開始は4/10(土)の午後6時からです。下記ホームページ内の申込フォームからお願いします。不明な点がある方はLineアカウントに登録いただいて問合せいただくか080-8902-9627(山本)までお知らせください。

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https://asobiba-matuyama.org/playpark/yurano/
https://asobiba-matuyama.org/21-2/

江刺直樹さんが2011年から開催してきた「福みかん」も今年で10年となりました。

私たち団体の理事で、長年キャンプなどに関わってくれている江刺直樹さんが2011年から開催してきた「福みかん」も今年で10年となりました。

その内容が愛媛新聞に掲載されました。(2021年2月10日)

東日本大震災後の復興を願い、福島県郡山市の並木幼稚園に愛媛のイヨカンを送り続け、現在は東京電力福島第1原発事故に伴い、同県三春町に避難している富岡町立の幼稚園と小中学校にもみかんを送っています。

福島に行ってみると、やっぱり現実は厳しく、さまざまな問題が今なお残っているようです。

それでも愛の国(愛媛)から福の国(福島)へこれからも愛媛のみかんを送り続けていきます。どうか皆さんこれからも応援よろしくお願いします。

由良野の森についての動画をアップします。

久万高原町二名にある由良野の森で定期的にプレーパークを始めて3年が経ちました。

由良野の森でプレーパークを始めた理由は、たくさんの親子に自然の素晴らしさを知ってもらいたいのと、森を守ろうと頑張っている由良野の森の取り組みを知ってもらいたかったからです。

今回はそんな由良野の森を管理している鷲野陽子さんの映像をシェアさせていただきます。

2019年秋収録
Vol.4 鷲野陽子(特定非営利活動法人由良野の森 理事)
インタビュー・動画編集:マイケル・ペロー