- 子どもは遊びの天才!
- ボール遊びはコミュニケーションがポイント!
- DS?カード?外遊び!
- 異年齢の子どもが遊ぶ!
- 「先生はスゴイ!」事件!
早いもので今年の8月で遊び場活動も4年目に入ります。
いろいろな材料がそろっていても、遊び方を教えてあげないと、遊ぶことのできなかった子どもたちも、今では大人の想像をはるかに超えた遊びを開発する「遊びの天才」に!
ちょっと発想が豊か過ぎて、遊び場スタッフが悩まされることもあるけれど、私たちも子どもたちのおかげで、さまざまなことを学んでいるように思います。
遠藤さんやあぶちゃん、いっそー君などたくさんのボランティアスタッフに助けられ、今日まで頑張ってきました。
まだまだ子どもたちの社会環境に関しては問題が山積みですが、今できることを一歩づつ歩き続けていくつもりです。
これからも、声援よろしくお願いします(*^^)
「ボール遊び禁止」の松山。
でも、子どもにとってボールはなくてはならない遊び道具!
そんな松山にあって、飯岡公園では現在遊び場開催時のみ、ボールを使って遊ぶ活動もしています。
最初のきっかけは、子どもの「どうしてボールで遊んだらダメなの?」という疑問を解決するためでした。その思いを地域の人や学校、行政の担当者に直接聞いてみることにしました。
聞いてみるとビックリ!
どの方も「子どもたちの大好きなボール遊びを禁止などしたくない!」というのが本音でした!
でも、禁止しないといけないのはなぜ?
それは、モラルを守らない人が増えてきたから。
「自分が出したごみは持ち帰る。」
「地域の人に迷惑をかけたらあやまる。」
「人に当たってケガをするようなものでは遊ばない。」
そして、「いけないことをしている子を見たら叱る!」
当たり前のことなのに、出来ない子どもや大人が多くなったから、
結局「禁止」することで、モラルを守ろうとしているんじゃないのかな~?
遊び場では悪い事をした子がいたら「すかさず叱る」を徹底しています。
そうしないと、子どもたちは良いことと悪いことの区別がつかないからね!
遊び場の傍らで、カードゲームに熱中する子どもたち…。
次から次へと強いカードを購入しないと、強いデッキができず勝つことのできないカードゲームなんて、健全な遊びと言えるの!?
と思っているのは私だけ?
我が家にも実を言うと高校1年生の男の子が小学生時代から集めたディエルマスターズのカードが2000枚以上はある。
DSを一日孤独にやってる子どもよりはコミュニケーション能力がつくかもしれないけど?何だかそんなものにお金を費やすのはもったいないような気がする。
今の時代、子どもの遊びの良いことと悪いことを見極めるのは本当に難しいが、親の私たちも子ども社会に吹いている風や空気をたまには感じることで、子ども社会が少し見えてくるのでは…。
遊び場には小学生だけではなく、中学生から社会人までいろんな人が遊びに来てくれる。
子どもたちにとってはそのことも楽しみの一つのようである。
鬼ごっこやリレーなどの体力勝負の遊びから、カードやDSに至る最新の遊びまで…子どもの笑顔がその存在の大切さを物語っているように思う。
小学生の中でも高学年はリーダー的存在となっている。
でも、まだまだ「遊びの伝承」までいかず、「いじめの伝承?」と思うような出来事もあったりする。
それでも、今までには見られなかった異年齢の遊び仲間は親が叱るよりも何倍もの影響力を及ぼしていることは確かである。
どんなことがあっても仲間を裏切らない、自分主義では仲間はついてこないし本当の友達もできない等々。
子どもたちが社会に出て生きるために必要不可欠なコミュニケーション能力はそうした「他者との関わり」の中から学ぶものなのだと思う。
しかしその反面、今は純粋な子どもの心をずたずたにする可能性のある「他者との関わり」も存在する。
小学生からメール交換が可能で、中学生や高校生とのネット上での関わりは、もしかすると親の知らない間に子どもの心を傷つけてしまうこともある。
このことについても社会は「禁止」の流れに傾きかけているが、本当の解決策は、子どもたち一人一人が「信頼できる大人」に見守られて育つことではないだろうか。
昨年の夏の終わり、遊び場でドッジボールが盛んにおこなわれていた時期にこの事件は起こりました。
ドッジボールをすることをめちゃくちゃ楽しみに遊び場にやってくる子どもたちがある日、
「公園ではドッジボールはやっちゃだめなんだよ!!」
と言い出すではありませんか、
「え!なんで?」
子どもによると学校の指導主任の先生が全校生徒
の前で「公園でのボール遊び禁止」を告げたからだそうです。
そこで、どうして先生はボール遊びを禁止したのか、その真意を聞いてみることにしました。
先生の話では「飯岡公園で遊んでいる子がボールを稲刈り前の田んぼに投げ、それを取る為に稲をぐちゃぐちゃに荒らしたため地域の人から苦情がきてやむ負えず禁止を告げた。」とのことでした。
「誰だ!!そんな事をする奴は!!許さん!」っと心の中で思いつつ、遊び場開催時のみのボール遊びについては理解をいただいて学校から帰り、そのことを遊び場の子どもたちに告げました。
ところがどっこい?子どもたちはそこまで良子さんが言っているにもかかわらずボール遊びをやろうとしません!(1カ月ぐらいはやらなかったかな~)
子どもにとっての先生の影響力の凄さを改めて実感した事件でした。
でも指導主任の先生は子どものことを考えているやさしい先生でしたよ。