自然体験と今の子どもたち~プレーパークから見えてきたこと~

人と関わらない子ども、自然に触れずに育つ子どもたち

 近年、子どもの育つ環境は大きく変わってきています。特に感じることは『体を動かさない』『人と触れあわない』『話さない』という3つの要素です。この3つの要素が少なくなったことで、日常の遊びのなかで得られる“学びの場”がなくなっていると指摘されています。最近はネットゲームやYouTubeなど、屋内で遊べるものが充実しているので家の中にいても退屈しません。

 その結果、友達と一緒に外で遊ぶことも少なくなり、成長に必要なさまざまな経験が昔に較べて不足しています。国立青少年教育振興機構 の調査によると『夜空に輝く星をゆっくり見た』『太陽が昇るところや沈むところを見た』『海や川で泳いだ』『チョウやトンボ、バッタなどの昆虫を捕まえた』といった自然体験のある子どもが、年々、少なくなってきています。平成17年の調査では、日の出や日の入りを見たことのない子どもが43%、昆虫を捕まえたことがない子どもが35%もいるという結果が出ました。

子どもがやりたくなる自然体験活動

 大人は子どもに自然体験をさせたいと思う場合、プログラムを考えたり、子どもが欲しくなるおもちゃやお菓子などで子どもを誘導しようとする傾向があります。良いものに触れることや自然に関わるということはとても大切なことですが、子ども自身が「やってみたい」「チャレンジしてみたい」という内発的動機付けがない状態で、自然に連れ出すと「めんどくさい」「暑い」「寒い」などの愚痴が出やすく、その結果、他人軸での行動に従事してしまいます。その結果、自発的な行動が伴わず、自然の中での遊びの醍醐味や幸福度も下がってしまいます。

 愛媛県は約70%以上を森林が占める「水と緑の宝庫」です。その豊かな自然が大切なものだと感じる感性は子ども時代の家族や友達との関わりと遊び込みから始まります。

 私たちは子ども時代の豊かな感性を育むことを目的としての自然体験活動やプレーパーク活動をこれまで継続的に実施してきました。

多様な子どもがどのように育ち、どのように自然に触れることが良いのかを考える

 プレーパークを開催するにあたり、子どもの育ちについても学んできました。活動に参加する子どもたちの中には発達の遅れが気になる子もいますし、こだわりの強い子、内向的な子など多様な子どもたちが遊びに来ます。そうした子どもにとってどのように私たちが関わればいいのかも学びながら活動を実施しました。木工が得意ではない子がどうすれば面白いと感じることができるのか、子どもが遊びたいという遊びや動きにはどのような意味があるのかなど、スタッフも考えながら子どもたちを見守り、保護者にも関わらせていただきました。

 この分野にはまだまだ答えはありません。100人いれば100通りの方法があるし、関わり方があります。ただ言えることは、関わる大人が自然を楽しんでいるのか?人生を楽しめているのか?生きていることに幸せを感じているのか?ということだと思います。子どもは直感で大人の幸せオーラを感じます。それを感じながら自然に触れることは最高の自然との関わり方ではないかと思っています。

プレーパークに参加する動機付け

 子どもがイベントに参加したいと思うときは何らかの動機づけが必要です。東京ディズニーランドへ行く場合は楽しい乗り物に乗りたいだったり、ミッキーに会いたいなどの理由があります。自然活動を日ごろしていない子どもたちは自然との接点が少ないのでこの動機付けを考えることが重要となります。昔自然の中で遊び来んできた大人は「楽しかった思い出」を動機付けとして自然の中に足を運ぶことが楽しみとなりますが、今の親世代には「楽しい思い出」を持たない人が増えているのが現状です。

 そのために、プレーパークでは子どもの「やってみたい」を引き金として、そこで遊び込んだ子どもたちがもう一度行きたくなる場所となるように活動を進めています。

 例えば、食育と火育。親世代でも川遊び&バーベキューというキーワードが「楽しかった思い出」として心に刻まれている人も多いのではないでしょうか。その気持ちを湧き立たせるために薪でご飯を作り、火を囲んでの温かな会話が弾む場をセッティングしています。そして、子どもの遊びには変化を伴う遊びと、少しのスリル、それから好奇心を湧き立たせる遊具などがとても効果的と考えています。そのような場をセッティングしながら、自然を使った遊び、木をつかった遊びを毎回開催しています。

環境教育により培われた 自然を楽しむ力、仲間と遊ぶ力

寒くても暑くても風が強くても自然の中で遊ぶ醍醐味を知った子どもたちは強いです。めげない。諦めない。寒いなら寒いなりに、暑いなら暑いなりに、遊びをどんどん考えて時間を忘れて遊びます。砂の山、虫、草むら、川などさまざまなアレンジで遊び込みます。

立岩川プレーパークでは「けもの道ツアー」という遊びを繰り広げました。草むらの中に道を作り、秘密基地を作り、石で川に道を作り、そこを探検するツアーを組んで、お客さんを集めてその遊びをどんどん広めます。ある子は川の中州まで道を作り、その中洲に秘密基地を作り仲間を集めて都市開発を始めます。

木工広場でも独創的なものがどんどん出来上がります。おしゃれな看板、イス、机、スマホ立てなど。自然の中では子どもの発想は無限大に広がります。

豊かな自然の恵みに感謝しながら開催する愛媛ならではのプレーパーク。今年度もそんな子どもたちの健やかな成長のお手伝いをさせていただけたのではないかと思っています。

中島サマーキャンプ2019の写真販売について

中島サマーキャンプ2019の写真販売についてのIDとパスワードを参加者に本日メールでお知らせしていますが、もし届いていない場合は080-8902-9627(山本)までお知らせください。

なお、写真を現像して販売する場合はL版で1枚80円+送料360円です。写真データーをCDに焼いて発送する場合は30枚までのデーターで送料込みで1000円で郵送します。30枚以上必要な場合は1枚30円で販売します。申込方法は届いたメールに希望の写真番号、お名前、住所、電話番号を入力して送信してください。3日以内に折り返し確認のメールを送ります。入金方法は郵送時に郵便局の振込用紙を同封しますのでその用紙で入金をお願いします。

写真公開は12/31までとなっていますので、申込する場合はお早めによろしくお願いします。

中島サマーキャンプ2019活動報告

日時 2019年8月28日(金)~31日(土)3泊4日
活動場所 松山市に浮かぶ中島(ゆうきの里)
参加者数 25名
1日目

10:10三津浜港から中島(大浦港)に向かうフェリーに乗船。

この日は朝から雨。九州地方では警報が出るほどの豪雨。中島も強い雨が降っていたので、雨がおさまるまで中島の中の宇和間農林漁業体験自習館にて待機。お昼はそこでうどんを作っていただき、午後2時頃雨が止んだのでゆうきの里へ移動。

午後3時から午後4時まで海釣りグループと海遊びグループに分かれ海を楽しみ、夕方にはドラム缶風呂にも入ることができました。

夜は子どもたちとカレーを作り、午後8時頃には海ほたるを捕まえるために海岸へ。

2日目

朝は6時に起床し、ラジオ体操(ドラえもんバージョンにて)。朝は味噌汁とごはん(鯛めし)。

朝食後テントの設営(希望者のみ2日目の夜のみテントで宿泊)をし、海釣りを楽しみました。

海に行かない子は宿泊場所で仲間と共に外での遊びを楽しんでいました。3泊4日の間、海遊び以上に毎日仲間と外で遊ぶことを楽しんでいる子どもたちもいました。

お昼はバーベキューをいただき、午後2時過ぎから海遊びに。満潮から3メートル以上引いた磯での生き物観察をしたり、シュノーケルを付けて魚を見つけたりして楽しんでいました。3日目の夜は雨という予報が出ていたので、この日の夜キャンプファイヤーも実施しました。

3日目

朝は6時に起床し、ラジオ体操(ドラえもんバージョンにて)。朝食はサンドイッチとフルーツポンチ。

天気予報では雨となっていましたが朝だけ雨は降っていたものの、活動時間は晴れ間も出るぐらいの天気で1日過ごすことができた。

この日も午前は投げ釣りを楽みました。子どもたちも少しずつリールの使い方や投げ方が上手になってきて、ほとんどの子どもが魚を釣り上げていました。

お昼は鯛のあらのスープと豚汁とごはん。鯛のあらのスープが予想以上に人気!この日も午後2時頃から海へ。気温が30度に達していない気候の中の海遊びだったので、長い時間海に入っている子どもは少なかった。その代わりに、海から上がった後のドラム缶風呂は大人気。青空を眺めながら温かいお風呂につかる子どもたちの顔には笑顔が絶えなかった。

夜はみんなで焼きそばを作っていただき、井出さんによるタコの解体ショー。3日目におしょうさん(三原さん)が取ってきてくれたタコを解体しながら、海の生態系のお話をしていただきました。私たちが遊んだ中島の海もどんどん汚れていること。昔とれた魚がどんどん取れなくなってきていることなどタコから広がる海のことをいっぱいお話ししていただきました。子どもたちも真剣に話を聞いてくれました。

そして暗くなってきたので花火をして、子どもたちお待ちかねのマシュマロを焼いていただきました。

4日目

朝は6時に起床し、ラジオ体操(ドラえもんバージョンにて)。この日は朝から荷物の片づけと、部屋の掃除をみんなで行いました。そして昼食後、片付けも済んで最後にもう一度海へ。

4日間とにかく毎回海に行く子もいたけど、仲間と遊ぶ外遊びを思いっ切り楽しむ子もいたし、夜の語らいにワクワクドキドキしている子もいました。子どもたちは自分のペースでやりたい事、やりたくない事、やってみたい事、やってあげたいと思うことなど、自分自身で選択しながら3泊4日を楽しんでいたんだと思います。私たちもそんな子どもたちに寄り添いながら、楽しく過ごさせていただきました。

夕日を見ながら子どもたちと語り合い、今日あったこと、学校のことなどいろいろな話をしました。みんなで一緒に作ったご飯を食べながら語り合う3泊4日。いっぱいしゃべっていっぱい遊んだ3泊4日。スタッフも体力は限界まで来てても、みんな本当に楽しくて楽しくて、今からでももう一回キャンプやりたいっていうスタッフもいました。また来年もどんな形にしろこんなキャンプを続けていけたらいいな~と思っています。

そして、5年続けてきて思うことは、子どものエネルギーはやっぱりすごいっていうこと。大人が指導しなくても、興味のあることはとことん学ぶし、自分だけのことを考えている子はほとんどいなくて、仲間と共に過ごす心地よさを求めていると感じました。利己主義的な大人が増える中、そんな大人を横目に見ながらも自分自身の生き方を必死に模索する子どもたちの姿に大人の私たちももっともっと頑張らねばと思いました。

「生きてるって素晴らしい」そんな感覚を体全体で感じることができることがキャンプの醍醐味ではないかと思っています。

久万高原サマーキャンプ2019の写真販売について

久万高原サマーキャンプ2019の写真をネットから閲覧できるサイトを作りました。参加者にはメールでお知らせしていますが、届いていない方は下記までお知らせください。

<写真販売について>
写真を現像して販売する場合はL版で1枚80円+送料360円です。写真データーをCDに焼いて発送する場合は30枚までのデーターで送料込みで1000円で郵送します。30枚以上必要な場合は1枚30円で販売します。申込方法はこのメールに希望の写真番号、お名前、住所、電話番号を入力して送信してください。折り返し確認のメールを送ります。入金方法は郵送時に郵便局の振込用紙を同封しますのでその用紙で入金をお願いします。

写真公開は9/30までとなっていますので、申込する場合はお早めによろしくお願いします。

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NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場
〒791-8056愛媛県松山市別府町734-9
℡:080-8902-9627(山本)
mail:info@asobiba-matuyama.org
HP: http://asobiba-matuyama.org/
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久万高原サマーキャンプ2019活動報告

7/25(木)~7/28(日)まで開催した久万高原サマーキャンプの活動の様子をアップします。面河川での川遊び、皿ケ峰登山、面河山岳博物館の学芸員による自然観察などなど、自然を感じ、自然で遊ぶ体験を重視し、自分たちでご飯を作り、ドラム缶風呂を沸かし、仲間と共に過ごす3泊4日のキャンプも無事終わることができました。

透き通ったエメラルドグリーンの面河川に飛び込み大声で気勢を上げて感動を表現する子どもたちの姿に、毎回自然の偉大さを感じてきました。自然の中で遊ぶ子どもたちのあふれる笑顔にスタッフもいっぱい元気をいただきました(^^)/

次は8月末の中島サマーキャンプに向けて、仲間と共に安全にキャンプができるように準備を進めていこうと思います。

※久万高原サマーキャンプ2019の写真販売は8月末までに販売を開始します。詳しい内容は参加者宛にメールでお知らせします。

 

 

3/30鹿島子ども体験活動の報告です。

桜も咲き始めた3月30日。北条に浮かぶ鹿島で子どもの体験活動を行いました。晴れると思っていた天気が雨となり、雷もなる天候でしたが、活動は無事行うことができました。

今回はマッチから火をつけ、薪を燃やし、継続的なたき火を作るための方法を子どもたちに丁寧に指導しました。マッチを擦ったことがない子が約3分の1いる中での活動でしたので、薪に火が付くための基本的なことや、どんなものを使うとよく燃えるのかなど、実践の中で伝えていきました。

そして、お昼からは雨も止んだので、海で思いっきり遊びました。水クラゲがいっぱいいたり、アカモクという海藻を湯がいて食べたり、「子どもたちのやりたいことをやってみる」という基本をもとに大人が見守る中で活動しました。

鹿島が「恋人の聖地サテライト」に認定されたことを記念するモニュメントが、鹿島の山頂展望台に設置されていて、「幸せの鐘」を鳴らすため訪れるカップルも多くいるそうですが、今回はその「幸せの鐘」を鳴らすために女の子たちがスタッフと登りながらなぜかハイテンション??とにかくいろいろなドラマがありました。

海があり山があり川があり、島々がまた最高の愛媛。雇用の問題や大学進学を考えると都会の方が子育てはしやすいように思いますが、子どもをのびのびと育てることのできる自然環境に恵まれていて、道路も込まないし、遊ぶのにそれほどお金もかからない愛媛。だからこんな活動も柔軟に計画できるということで、本当にありがたいことだと思っています。今後もいろいろな活動を計画してHPにてお知らせしていきます!

3/30鹿島子ども体験活動参加者募集!

鹿島子ども体験活動は定員になりましたので募集を締め切りました。

松山市北条地区に浮かぶ鹿島で子どもの1日体験活動を下記日程で実施します。

開催日 3月30日(土)8:30集合、16:30解散、小雨決行
集合&解散場所 鹿島公園渡船場駐車場(松山市北条辻1605番地)
参加対象者 小学生・中学生
募集人数 25名
参加費 2500円(当日集金します。)
持ち物 軍手、食器、スプーン、水筒、着替え(1セット)、タオル
活動内容 火おこし体験、カレーとナンを作ろう、おやつを作ってみよう、海で遊ぼう、
鹿島を探検しよう。
申込方法 下記申込フォームよりお願いします。(3/2(土)18:00申込開始)
定員になり次第、締め切ります。(最終締切3/25)
後援 松山市 松山市教育委員会
主催&問合せ NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場
mail info@asobiba-matuyama.org

℡  080-8902-9627(山本)