不登校支援フォーラム及び講演会の活動報告

2019年度に当団体が開催した不登校の子どもたちを支援するための講演会及び、フォーラムの活動報告です。

10/19 田中洋輔さんの講演会 参加者40人
10/20 田中洋輔さんのワークショップ 参加者18人
12/1 西野博之さんの講演会 参加者58人
2/16 不登校支援者交流フォーラム 参加者46人

10/19田中洋輔さんの講演会と10/20のワークショップ

・ 田中洋輔さんのプロフィール

NPO法人 D.Live 代表理事。1984年 大阪生まれ/立命館大学文学部 卒業。滋賀県基本構想審議委員。プロ野球選手を目指すも、強豪の高校へ入り挫折し不登校に。自身の経験から、自分に自信が持てず苦しんでいる子がいる現状を変えたいと思い、大学生のときに今の団体を立ち上げる。自尊感情(自己肯定感)についてまとめた『子どもの自信白書』の発行。子どもの居場所や自信を育む教室などを運営。主な活動場所は、滋賀県草津市。京都新聞にて、コラム「よし笛」を連載中。

・感想

田中洋輔さんは現在35歳。昨年度全国規模で開催された「#不登校は不幸じゃない!」を企画した 小幡和輝さんは25歳。そしてそれを愛媛で開催した人たちも20台です。若い人が不登校の経験又はそうした子どもたちを通して感じてきたことを今どんどん発信し始めています。

保護者は孤独にわが子だけを見つめているようだけど、若者はそうではないように思います。学校に行きずらくなるということは誰でも起きること。その時保護者はどうすればいいのか。そして当事者は・・・。

「子どもを有名大学に入れる方法」、「叱らない子育て」など、書店にはさまざまな子育て本が並びます。先輩ママの子育て経験談が紹介される本が販売され、様々な悩みに答えるネット情報があふれています。しかし一方で、本に書かれた「○○しなければならない」「○○であるべき」に捉われ、子どもを優先するあまり自分をないがしろにしてしまう人もいます。そんな保護者には「 子育ては大変だと理解すること。」「そして、子どもよりも”私”を大切にすること。 」を伝える。子どもも保護者も共に潰れないためにはいかにポジティブにこの問題に関わっていくのかを丁寧に答えてくださいました。

「子どもがなりたい自分に向かって思いきり取り組める社会をつくる」それが NPO法人「D.Live」 のミッションです。日々ネット上に新しい内容を発信し続ける田中さんのエネルギーも本当にすごいと思いました。

※田中洋輔さんのことが知りたい方はネットで検索してみてください。日々たくさんの情報を発信し続けています。

12/1西野博之さんの講演会

・西野博之さんのプロフィール

1986年より不登校児童・生徒や高校中退した若者の居場所づくりにかかわる。1991年、川崎市高津区にフリースペースたまりばを開設。不登校児童・生徒やひきこもり傾向にある若者たち、さまざまな障がいのあるひとたちとともに地域で育ちあう場を続けている。 2003年7月にオープンした川崎市子ども夢パーク内に、川崎市の委託により公設民営の不登校児童・生徒の居場所「フリースペースえん」を開設、 その代表を務める。2006年4月より川崎市子ども夢パークの所長に就任。川崎若者就労自立支援センター「ブリュッケ」総合アドバイザー。文部科学省「フリースクール等に関する検討会議」委員。精神保健福祉士。

・感想

不登校の子どもたちに関わって35年!!その壮絶な歴史の中で現場でたくさんの子どもたちと関わり続け、今も日々関わっている西野さん。その西野さんの言葉の中で一番強いメッセージは・・・

「生きてるだけでOKなんだよ」

フリースペース えんには、年齢も国籍も障害の有無も、バラバラの個性を持った人たちが集まります。行政の支援が入り誰もが無料で使える場所です。ここが大切にしているのは「暮らし」を取り戻すこと、「食」を共にすること。 「この子には必ず何か光る部分があるはずだ」と信じ関わり続けるスタッフがいる場所 。そんな日々の中で、学校で傷ついた子どもたちはどんどん元気になっていきます。

そしてフリースペースの室内には「子どもの権利」が掲げられています。これは「川崎市子どもの権利に関する条例」に記されている、以下7つの大切な権利です。

・安心して生きる権利
・ありのままの自分でいる権利
・自分を守り,守られる権利
・自分を豊かにし,力づけられる権利
・自分で決める権利
・参加する権利
・個別の必要に応じて支援を受ける権利

国連で定められた「子どもの権利条約」がもととなっており、同条例のもとに設置された川崎市子ども夢パークは“子どもについての約束を実現する場”として、子どもと大人が一緒に作り上げていく施設。フリースペース えんの他にも、ログハウスやサイクリングロード、全天候広場などがあり、学校に行っている子も、行っていない子も、川崎市内外から多様な子どもたちが集まる居場所となっているのです。

こんなスペースが松山市にもあったらいいな~と誰もが思うと思います。松山市にも今後できることを私たちも願っています。ただ、その道のりはまだまだ厳しいのが現状です。

川崎市がここまで行政とタグを組んで子どもたちを支援するシステムを作るまでには大変な苦労と努力といろいろな人の協力がありました。そんなお話をたくさん聞かせていただきました。愛媛県でもたくさんの人が協力してくれたらきっと実現すると私は信じています。

2/16不登校支援フォーラム

今回の不登校支援フォーラムは昨年度立ち上がった「愛媛県フリースクール等連絡協議会」のメンバーが登壇にたち、参加者の質問に答えたり、これからの不登校支援の在り方をワークショップ形式でみんなと一緒に考えそれをまとめました。

・登壇者

一般社団法人フリースクール愛媛 孕石 修也

体験学習スクール 春夏秋冬 平田 由紀子

一般社団法人 フリースクール 楓 加藤 美樹

NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場 フリースクールたんぽぽの綿毛 山内 京子

・コーディネーター

NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場 フリースクールたんぽぽの綿毛 山本 良子

14:00~14:30 国の動きと愛媛県下の不登校支援の動向

14:20~15:00 各団体の紹介

15:00~15:30 参加者からの質問に答える

15:30~15:40 休憩

15:40~16:15 ワークショップ

16:15~16:30 グループ内でまとまった内容を発表する

※不登校支援フォーラムでの共有した問題や今後の方向性は後日HPで発信します。

愛媛県フリースクール等連絡協議会

不登校の数は6年連続で増え続けており、2018年には小中学校で16万人、不登校傾向の子どもは更にその3倍いると言われています。学校に行けない。行きたくない。いろいろな理由で学校に行かないことを選択した場合、日中の子どもの居場所は本当に限られています。そうした子どもたちの学習支援、居場所支援などを行う団体(有志)が、連携・協力するために、令和元年秋に発足しました。


今後、愛媛県下の支援団体、行政とつながりながら子どもたちが健やかに成長することを応援していきます。共に活動していく団体・個人のご参加をお待ちしております。

愛媛県フリースクール等連絡協議会 のhP

<加盟団体>

  •  一般社団法人フリースクール愛媛 フリースクールエルート
  • 体験学習スクール春夏秋冬
  • 一般社団法人フリースクール楓
  • NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場 フルースクールたんぽぽの綿毛   

不登校支援フォーラムを開催します!

松山の不登校支援の現状や文科省の動向、そしてフリースクール に通う子どもたちの変化などを松山のフリースクール4団体から 質問形式にてお話を聞きます。後半は参加者と共に不登校の子ど もたちとの関りについて考えるワークショップを行います。

≪日時≫ 2020年2月16日 (日) 14:00~16:30

≪場所≫ 松山市男女共同参画推進センターコムズ4階 視聴覚室

≪講師≫

一般社団法人フリースクール愛媛
フリースクールエルート  孕石修也

体験学習スクール春夏秋冬 平田由紀子

一般社団法人フリースクール楓 加藤美樹

NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場
フリースクールたんぽぽの綿毛 山内京子

≪コーディネーター≫

NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場
フリースクールたんぽぽの綿毛 山本良子

≪問合せ先≫

今回のフォーラム運営団体はNPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場です。
詳細等はinfo@asobiba-matuyama.orgまでお問合せ下さい。申込はコムズフェスティバル係までお願いします。

≪申込先≫

松山市男女共同参画推進センター|COMS
〒790-0003 愛媛県松山市三番町6丁目4番地20
TEL:089-943-5776/5777 FAX:089-943-0460
Mail:coms@coms.or.jp

≪申込方法≫

電話、FAX、Eメール、はがきで、①郵便番号・住所 ②氏名 ③電話番号 ④参加希望のイベント番号を記入し、お申込み先までお送りください。

令和元年から令和2年へ

今年もたくさんの人に支えていただき松山冒険遊び場は活動を広げさせていただきました。4月よりフリースクールたんぽぽの綿毛も開始し、来年の4月からは預かり型の森のようちえんも開園するために準備を進めています。

一期一会のつながりから私たちの活動は一歩一歩日々前進してきました。これからも初心を忘れず、感謝の気持ちを忘れず前に進みます。来年もどうか引き続きのご支援よろしくお願いいたします。

NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場

代表 山本良子

子どもの命を真ん中にした居場所づくり~家庭・学校・フリースクール~講演会 参加者募集!!

日時 12月1日(日)14:00~16:30
会場 愛媛県県民文化会館 別館 第11会議室
住所 愛媛県松山市道後町2丁目5-1   地図
参加費 500円
講演内容
30年以上、神奈川県川崎市で不登校の子どもたちの支援をしている西野博之さんからお話を聞きます。
申込 下記申込フォームより申し込みください。https://www.kokuchpro.com/event/eda22b1eb6c4132b4c90e0fa71fe2880/

 主催  NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場

昨年の日本財団の調査で、中学生のうち10人に1人は不登校傾向という結果が出ました。

私たちの団体でも、子どもの遊び場活動や居場所事業を続けてきたなかで、「学校に行くのがつらい」「学校に行けない」ことで苦しむ子どもたちとたくさん出会ってきました。

ネットなどでは不登校についての情報がたくさんあるけれども、実際に支援を行っている専門家の話をじっくり聞ける機会はなかなかありません。今回はこの人の話が聞きたい」と思う講師をお招きした、講演会、学習会を企画しました。きっと新たな「気づき」があることと思います。保護者の方はもちろん、子育てや教育に関心のある方のご参加をお待ちしております。

≪講師紹介≫ 西野博之さん

1986年より不登校児童・生徒や高校中退した若者の居場所づくりにかかわる。

1991年、川崎市高津区に「フリースペースたまりば」を開設。不登校児童・生徒やひきこもり傾向にある若者たち、さまざまな障がいのあるひとたちとともに地域で育ちあう場を続けている。

2003年7月にオープンした川崎市子ども夢パーク内に、川崎市の委託により公設民営の不登校児童・生徒の居場所「フリースペースえん」を開設、 その代表を務める。

2006年4月より川崎市子ども夢パークの所長に就任。

川崎若者就労自立支援センター「ブリュッケ」総合アドバイザー。精神保健福祉士。 

文部科学省「フリースクール等に関する検討会議」委員。

フリースクールでOKiDoKiの英語教室始まりました!

松山市の子育て支援団体が「子どもたちが地域の中でのびのびと健やかに育つことのできる環境づくりを行う為に、情報交換と相互連携を図り連携して「共に学び共に育つ」共育ネットワークづくり」を目指して集まり、平成20年に立が上がった「まつやま子育て支援NPO協議会」というネットワーク団体があります。現在は活動を休止していますが、その中で私たちと英語サークルOKiDoKi(オキドキ)も一緒に活動していた時期があります。

今回はそのOKiDoKiの藤田さんと芝崎さんに来ていただき、フリースクールたんぽぽの綿毛で英語の授業をしていただきました。

教え込む、暗記をするというレッスンではなく、繰り返しゲームで遊んでいるうちに、たくさん聴いて声を出しながら英語学習に欠かせない反復を繰り返します。結果、たくさんの英語を話す、使う上での土台が身に付き、”自分の言いたいことが表現できる”子どもたちに成長します。

今回は初めてということもあり、最初は緊張気味なこどもたち。でも徐々に打ち解け、カードゲームに夢中になり、あっという間の1時間でした。

英語の絵本もとても分かりやすいものばかりで、英語が苦手な私(よっしー)にもわかりやすい授業でした(^^♪

OKiDoKiの英語教室は園児親子や小学生、中学生に向けても定期的にレッスンしていますので興味のある方はぜひHPを検索してみてください。

NPO法人D.Live代表 田中洋輔さんのYouTubeチャンネル見てね!

10月19日と10月20日、NPO法人D.Live代表 田中洋輔さんの講演会「よくわかる不登校」、学習会「子どもの自尊感情を育む関わり方」を開催しました。

多くの方にご参加頂き、ありがとうございました。

どんな内容だったかは後日お知らせします。

気になる方はD.LiveさんのYouTubeをチェックしてね!

[Youtubeチャンネル]
https://bit.ly/2A3yoFI

今回の講演会は、近日、YouTubeチャンネルにもアップされます!

フリースクールをはじめた理由①

こんにちは!松山冒険遊び場の山本(よっしー)です。私たちがフリースクールを始めるに至った経過にはさまざまなことがありました。一言では伝えきれない出来事の繰り返しの中で「やりたい」というよりは「やらなければいけない」という結論に至ったのです。

息子が不登校に

私には4人子どもがいます。28歳の娘、25歳の息子、20歳の息子、17歳の娘です。現在20歳の息子が小学校5年生の頃、いじめがきっかけとなり、運動会の練習が嫌いで行き渋りが始まり学校へ行かなくなりました。行かなくなってからはほぼ毎日ベットから出てこない時期が1年以上続きました。それから少しずつ外に出ることができるようになり、中学3年の2学期頃から高校へ行くために勉強を始め、おかげさまで松山北高校の中島分校へ3年間通い、現在は自ら選んで大学に通っています。

この息子が学校へ行かなくなるという予感は母親である私は実を言うと小学校へ通い始めたころから感じていました。集団行動が嫌い、みんなと同じことをするのが嫌い、運動が嫌いな息子。その反面、勉強が嫌いなわけでもないし、本が大好きで毎日でも本を読んでいるタイプの子がどうして学びの場である学校に行けなくなるのか?そんな疑問もありました。確かにいじめや我が家の家庭の問題なども要因にはなっているとは思います。それでも「学校が楽しい」と思えていればきっと行けたんだと思っています。

6年間の地域の公園での冒険遊び場活動から見えてきた問題点

28年も子育てをしていると社会の変化と共に変わってきた子どもを取り巻く社会の変化もとてもよく見えてきます。

28年前は携帯型のゲームも、スマホもない時代。小さな子から小学生、中学生まで当たり前に地域の公園や空き地で遊んでいました。

それが、2000年頃には誰もが携帯用ゲーム機(DS,PSなど)を持ち始め、今では小学生低学年までもがスマホを持ち歩き、毎日一人でゲームをしたり動画を見たりして遊ぶ時代となりました。

自分の子どもがこのままではまともに育たないのではと危機感を感じ、2006年8月からアイテム愛媛近くの公園を借りて毎週土曜日、地域の子どもを集めて遊び場活動を始めました。

そこで見てきた子どもたちの遊ぶ様子が今の活動の原点となりました。

見えてきた問題点は・・・

  • 誰かをターゲットにしていじめ(いじり)をしながら遊ぶ子どもたち
  • 危機管理能力が低い
  • 遊びを知らない
  • 子どもの貧困
  • 放置される子どもたち

いじめ(いじり)のターゲットは誰でもいい感じで、ちょっと変わった子、頭がいい子、発想が豊かな子、服が地味な子、正義感がある子、塾に行けない子、そして発達障害ではないかと思われる子などが毎回その対象となっていました。冒険遊び場では大人が見守っているのでひどい時には声掛けをしますが、一週間に一日だけの関わりですから現実は何も変わりません。

危機管理能力の低下というのは、ただ転ぶだけで、変なケガをしてみたり、のこぎりの持ち方を知らなかったり、むやみに振り回したり、危ない使い方をする子が多いという感じでした。全般に外遊びの経験値が下がっていることを如実に感じることが多くありました。

そして昔の遊びが継承されていないと感じました。はないちもんめ、ゴム飛びなどは今はもう誰も知らなくて、けいどろや色鬼もするんですが、高学年から継承された遊びではなく、各学年が勝手にやっているので、仲間同士のルール決めがあいまいで、遊びが続かないということがよくありました。かくれんぼなどは、隠れた子を探すのを勝手にやめてしまうということもよくありました。本来であれば遊びというのは子どもがどんどん開発するもので変化することが面白いのですが、その変化を感じる前に終わってしまうことがよくありました。

貧困問題も深刻であると感じました。習い事をいくつもやっていて忙しい子どもも多いですが、反対にまったく習い事もしていない、毎日外で弟や妹の面倒を見ている子もいます。土曜日の午後遊び場をやっているとお昼ご飯を食べていない子が食べるものを求めてやってくるということもありました。

そして雨でも風が強くても遊び場に必ず来る子どもがいて、その中にはとにかく家に帰りたがらない子、私たちスタッフから離れない子もいました。毎回遊び場に来ているのに、スーパーでその子のお母さんに会っても全く挨拶もない(たぶん親にはどこに行っているか言っていないのだと思いますが。)、私のことを知らないのか無関心なのかはわかりませんが、子どもだけが、母親の後ろでそっと私に手を振る姿に私は笑顔で答えながらも言い知れぬ切なさを感じていました。

子どもの遊び場の必要性

また、冒険遊び場を開催することによる効果というものも感じてきました。

  • 異年齢・多様な人々とのかかわりによる遊びの変化
  • 外で遊び込む中での子どもの変化
  • 公園での活動で見守る大人がいることで可能になったこと
  • 貧困・虐待・などの問題から子どもを救うために

 

毎回小学校1年生から中学生までいろいろな子どもたちが遊び場には来ていました。2011年頃には平均1日50人ほどの子どもが来る遊び場となっていました。その中で木に登る高学年がいれば低学年も登てみたり、鬼ごっこも毎回様々な年齢の子どもたちが一緒になって遊びだす光景が見られました。外で思いっきり遊んでいる時は「いじめ」は本当に少なくなります。みんな必死に遊んでいる時は仲間という意識が少しずつですが目覚めていくのを感じました。

端材で好きなものを作ったり、ダンボールで秘密基地を作ったり、縄跳びで遊んだりするうちに、子どもたちがいろいろな遊びを開発します。いらなくなった自転車を改造して発電機として遊んだり、てこの原理で物をいかに空高く飛ばせるかを競ったり、台車の上に基地を作り仲間を集めて戦争ごっこのようなことをしてみたり・・・。自分たちで考えた遊びを自分たちでどんどん変化させる面白さを知り、仲間と共に遊ぶ喜びを感じると何もない公園でも時間を忘れて遊び込みます。そんな遊び込んだ後の子どもたちとの会話には「心地よい風」が流れます。夕日を見ながら子どもたちと「きれいだね」といいながら空を見上げる。そんな何気ない出来事が私の至福の時でもありました。

そんな冒険遊び場では毎回必ず大人のスタッフが子どもを見守っています。見守ることでボール遊びも活動場所では行政と学校に理解をしていただき遊ぶことができました。不審者がいるので公園で遊ばすことが不安な保護者にとっては安心の材料となりました。地域の理解を得ながら地域の子どもを地域で見守ることができました。

また、貧困や虐待などで苦しんでいるどもたちを私たちが支援することはできなくとも、そうした子どもがいることを知ることで行政などにつなぐことができます。

地域の子どもの遊び場は子どもたちのセーフティーネットにもなる重要な場所ではないかと思ってます。

遊び場と息子の不登校

冒険遊び場という環境は希薄化した今の子ども社会にはとても必要なものと実感しながらも地域にはなかなか理解されず6年間アイテム愛媛近くの飯岡公園というところで毎週土曜日開催していました。

そんな遊び場で育った息子が不登校になったのは5年生の頃でした。冒険遊び場を母親はやっている、だから地域の子どものことはよくわかっている…その中で息子は不登校になりました。

でも学校を責めることも、いじめた子どもたちを責めたいとも思わない私がいました。4人の子どもを自分なりに育て「精一杯子育てしたぞ~!」という自負があったというのも理由の一つですが、なによりなぜわが子が不登校になったのか、そしてその問題の根源は親である私がすべて悪いというわけでもないし、先生が悪いわけでもない、そしていじめている子どもたちが悪いわけでもないという実感があったからです。

子どもたちの中には暴言を日々はき続けて遊ぶ子がいます。「しね」「うざい」「きえろ」「だまれ」など、これが学年によっては伝染するかのように増殖していきます。驚いたことにこれが今は小学校1年生から始まります。自分にされたことを他人にして楽しむいじめ「いじり」が日常となっている子どもたちがどの学校にも一定数います。

大好きな友達にも平気で「しね」という言葉を吐く子どもたちの様子を見ていると、その子たちにとっては「しね」も一種の愛情の表現であることにある時気づきました。おそらくその子どもたちは親からそうした言葉を浴びせられながら日々生きているのだと思います。

かたや、そんなひどい言葉を全く言わない子どもたちと毎日そうした言葉を発する子どもたちは毎日同じ学校の教室にいます。大人ならそんな環境からさっさと逃げ出せるのですが、義務教育の子どもたちは逃げられないのです。教室の仲間に違和感を感じる子は息苦しくなるだろうし、空気を読めなければいじめられる。空気が読めて要領のいい子だけが教室にいられるのです。

そんな空気を遊び場の中で日々感じてきて、それが子どもが悪いと言ってしまえばそれまでですが、それは育てている親の問題で、その親だってそうした親に育てられながらきっと苦しんできたんだと思います。こうした悪循環の連鎖が日本社会には起きているように思うのです。原因は貧困家庭が増え、格差がどんどん膨らんでいること、便利な社会になり、地域と関わることを嫌がり、孤独に生きる人が増たことなど、様々な問題が絡んでいます。

先生はそんな子どもたちと日々向き合い、そしてその保護者とも向き合っています。平均30人の子どもを見るということは本当に大変なことだと思います。森のようちえんで預かり保育をする時、キャンプで子どもたちと向き合うとき、どんなに頑張っても一人のスタッフに子どもが7人までが限界です。もし一人一人の子どもの心にもよりそう必要がある場合は3人までが限界です。だから先生に自分の子どもが学校へ行かなくなった原因を追究するというよりは、学校の体制を変えなければいけないと思いました。ただし先生がひどい体罰や暴言を吐く場合は別ですが。

もう一つの学校

今日本では学校へ行けない子どもがどんどん増えています。

日本の小学校と中学校には国の補助を受けて誰もが勉強できる義務教育というシステムがあります。だからどんな状態にある子でも学校へ行く権利があるはずです。

そして学校へ行けなくなることは不登校になった子どもの問題ではありません。社会全体の問題だと思っています。未来の日本を支える力のある子どもたちが学校へ行けないというのは大きな問題だと思います。

未来を担う人材が不登校となり自己肯定感を下げてしまう前に、新しい学校、これまでとは違う多様な子どもの個性を認め合いながら学べる場所が必要ではないかと思うのです。

・・・「群馬からきょんちゃんがやってくる」につづく

 

フリースクールの活動場所が移動しました。

フリースクールたんぽぽの綿毛が令和元年10月1日にお引越しいたしました。新しい場所は 松山市祝谷三丁目6-1です。 道後にもほど近い街中です。
 
今までの場所より部屋数も増え、二階建ての昭和の香りのする古き良き民家です。大家さんのみかん農家様のご協力で、 山と畑をお貸し頂けることになりました!!
 
街中にもかかわらず自然がいっぱいです。
 
様々な冒険が始まる予感・・・ワクワク^_^!
 
10月からも人生経験豊かな講師の方に来ていただいたり、自然の中に出かけたり、個々の求める学びの形を子どもたちと話し合いながら活動を進めていきます。
 
 

https://asobiba-matuyama.org/school/

10/19講演会「よくわかる不登校」こんな人におすすめ!

滋賀県草津市で子どもの居場所や自信を育む教室などを運営している、NPO法人 D.Live 代表理事の田中洋輔さんの講演会「よくわかる不登校」は不登校の子どもを持つ保護者や、学校関係者に聞いてもらいたい講演会です。

新しい視点で日々情報発信をして、保護者と子どもたちを元気にしています(^^)/

◆こんな方にオススメ!

  • 不登校の子どもの気持ちやどう関わればいいかが分からない。
  • 昼夜逆転、ゲーム三昧など生活習慣の乱れや体調不良が心配。
  • 「待つこと、見守ることが大事」と言われるが、いつまで見守ればいいのか分からない。
  • 進路や勉強の遅れが不安。

 

◆ 参加して得られること

  • 不登校には回復に向けての段階がある。子どもが今どの段階にいるかが分かる。
  • 何を心がけて子どもと接したらいいかが分かる。
  • 「待つ」「見守る」以外に出来ることが分かる
  • 「今不登校でも大丈夫かも知れない」と前向きな気持ちになれる。
  • 不登校になった先の進路や見通しが持てる。

 

◆田中さんのこれまでの講演レポートなど

http://www.blog.dlive.jp/2019/08/22/report-4/

https://asobiba-matuyama.org/school/hutoukou/

10/19(土)の講演会と10/20ワークショップの参加お待ちしております。