遊び場通信10号 2009.11.7 

遊び場通信10号

  • 子どもの遊びに必要なものは・・・
  • 三津に忍者が現れる!活動報告
    開催日が三津の花火とドッキング!・・・
    忍者修行の内容は?
    関わることの大切さ…
  • 「地域の教育力に関する実態調査」の結果概要
  • 地域の教育力の低下は地域の子育て力の低下

※表紙には9号と誤って記載してしまった号です。

 

 

子どもの遊びに必要なものは・・・

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最初の頃は、子どもたちが遊び方をわからないのでいろいろなものを持っていったり、遊びを教えたり安全管理の問題を指摘されたり…今とは違って大人の私たちは苦労の連続でした。

でも、この遊び場が定着してくると、あえて「こんな遊びしてるよ!」なんてアピールしなくても、遊びを教えなくてもいろいろな遊び道具を持っていかなくても、毎週自然に遊ぶ子どもたちでいっぱいになる。

「はっきりいって、大人に遊びを教えてもらうなんて邪道だ~!」っと言わんばかりに遊びが展開されていく。

結局、子どもが元気に遊ぶために究極的必要不可欠な物は、「仲間」と「場所」なんだと最近実感している。

それに、安全を見守ったり、言葉の暴力に対する注意をしたり、ゴミをわざと公園に捨てる子なんかを注意してくれる大人もいてくれたらベストかな!

こんなどこの地域でも可能なはずの子育て環境が今乏しくなっているのはなぜ?

ゲームセンターや公園の遊具、子どもの遊ぶためのゲームやおもちゃは次から次へと開発されるのにどうして…?

どこでもこんな遊び場(子どもの居場所)があったらいいのにね~♪

子ども手当は本当にありがたいんだけど、それだけでいいのかな~子育て支援?

三津に忍者が現れる!活動報告

◆開催日時 平成21年8月23日(日)午後1:00~午後5:00
◆開催場所 高浜公民館と梅津寺海岸周辺
◆協力 NPO法人あそび環境Museumアフタフ・バーバン・高浜公民館
◆参加人数 41人

IMG_0125sono2IMG_0054sono3

開催日が三津の花火とドッキング!まさかの問題をクリアしての大成功!

私たちがこのイベントを開催するにあたり、まず一番の問題は「暑さ対策」でした。それ以外にもこの暑い時期にまさかの新型インフルエンザが流行!
愛大のボランティサークルはそのために参加不可となりました。また、当初開催予定であった「木村邸」が8月の大雨により使用できなくなり、急遽「高浜公民館」を利用することになりました。 そして今回一番の予想だにしない出来事は「三津の花火とドッキング!」してしまったこと。

帰りの渋滞、駐車場の確保、地域イベントにより使用できない場所があったり、そのことにより地域の方々に再度のあいさつ回りを行ったり、西警察署の方に当日の状況を確認したり…内容変更により、すべての参加者に電話での変更確認と、お手紙での駐車場誘導方法
をお知らせしたり…。

こんなに問題があったけど、イベントは大成功でした。

当日はちょうど良い晴れ具合で、日射病問題もクリア!花火のお客さんもいつもの半分だったようで、大きなトラブルもなく終わることができました。

忍者修行の内容は?

みんなが風呂敷をかぶり、忍者に変身するところからスタート!
まず、導入劇として忍者とは何かを伝授。それから「みる・きく・かぐ」の修行、「天地火風光」の修行を行い、いざ行動へ!

今回の修行は、黒忍者に見つからないように巻物を探し出すというもの。

そして最後は、梅津寺海岸での大人対子どもの対戦!

子どもはもちろん、大人もみんな真剣に戦い切り、最後は忍者頭より巻物をいただいて終了。

でも今回はそれにプラスして、みんなで海へGO!しちゃいました!

当日は干潮ということもあり、海に入っちゃう子もいました。

最高のラストを最高の風景の中、迎えることができたことは、みんなの心の中に最高の思い出を刻んだんじゃないかな?って思っています(#^.^#)。

そして、何よりこのイベント開催で「良かった!」と思うことは、こんなに大変な思いをしても、またやりたいと思わせる感動があること!

日頃、PTAや子供会で「やらされる」感覚でイベントを行うとこんな感動は絶対ない!!

大変でも、やりたいことを自分たちで企画して開催するプロセスにこそ感動はあるのではないだろうか。

関わることの大切さ…

悲しい事件が毎日のように報道され、なんの脈絡もなく不自然に人の命が奪われることが子どもだけでなく大人に対しても相次ぎ、未だに減るどころか毎日のように起きています。松山においても不審者問題は公園に限らずさまざまな所で確認されており、安心して子どもたちが遊べる環境とは言い難くなってきています。

そのことに対して、私たち大人は子どもたちを守るために人との関わりを警戒し或いは禁じることしか方策はなく、安全で安心して遊べる方法を選択してきたように思います。

しかしその結果、子どもが大人に成長する段階にとても大切な経験を妨げてきたともいえます。

先日新聞の記事の中に「愛媛県はうつ病など「気分障害」の発症率が全国ワースト2位。」と掲載されていました。

そういう病気にかかる人は「根性がない人や、弱い人がなる病気」という個人の問題ととらえる考えが未だに強いそうです。

しかし本当は精神疾患は個人の問題ではなく、組織や社会がみんなで解決していくものという発想への切り替えが必要だと専門家は言っています。

うつ病の問題だけではないのですが、人間関係の希薄化は今、社会に大きな歪みを残そうとしていることは確かです。

今回の忍者修行のイベントは、子ども・大人・地域が関わり合うことの大切さを伝えたいと思い開催しました。

「子ども達には様々な人との関わりをたくさん経験してほしい!」

「ドラゴンボールの孫悟空も関わること戦うことで修行している。バーチャルの世界だけではなく、本当の社会で本当の敵をやっつける人間になってほしい。」

「修行を積み!希望のある未来を築いてくれ!自分たちの力で!」

ちょっと大げさではありますが、主催者の心の内はこんな感じです。

それがどこまで子どもたちに伝わっているのかはわかりません。

でも、やっぱり関わることは人生を楽しむために大切なのだとこのイベントで改めて実感しました。

協力いただいたNPO法人あそび環境Museumアフタフ・バーバンの著書に「響関者」という「関わることの重要性」が書かれた本があります。

共感ではなく響関…他人の考え・行動に全くその通りだと感ずる(共感または同感)のではなく、共感してもその中で感じることはさまざまで、思いの強さもさまざまで、そのことをお互いに表現しながら響き合う関係…夫婦も本当の友人もそんな中で育まれる間柄なのだと思います。

地域の教育力の低下は地域の子育て力の低下

とも★たく第10号6ページ目
上記のデータでもわかるように、日本の「地域の教育力」は低下していると言えます。
どこに問題があるのか?ネットやテレビ、共働き家庭の増加…。さまざまな問題が取りざたされ、国や行政がお金を出し様々な取り組みをしているけど、本当に良くなっていくのでしょうか?

社会はこの百年で目まぐるしく変わり、携帯は1人1台、買い物はネット、友達とのコミュニケーションはメールなど、40代の私もすでに時代についていくことはできなくなりつつあります。

ましてや、子どもたちをとりまく社会環境は好奇心も加わって私たち以上に変化を遂げているように思います。

そんな子どもたちに私たちはどのように関わっていくことが良いのでしょうか?

昔、子育てを経験された方は、当たり前に子どもは外でのびのびと遊ぶもの!という考えがありますが、現実は上記のデータでもわかるように、たくさんの子どもたちが1人で家の中で過ごすことが多くなっています。また、外に出ることも不安視する親が増え、ますます屋内での遊びが主流となりつつあります。

しかし、そんな不安ばかり考えていても、この問題を打開することはできません。私が遊び場活動を通して感じてきたことは…どんな形でもいい!いろいろな人たちと、とにかく関わること、感じること、けんかして仲直りして、また遊んで…。ネットの上ではなく現実社会で体験することの重要性です。

昔は必ず怖いおじさん、優しいおばさん、ちょっとあこがれのお兄ちゃん、おしゃれなお姉ちゃんが地域にいてくれました。そんな人たちが、地域で子どもたちに関わってくれることが一番ありがたいように思います。

めんどい!うざい!きもい!などそんな人たちを遠ざけようとする言葉が日常会話になり、子どもと日頃関わることのない人は「今の子どもたちは昔とは違う!」と思っている人もいるかもしれませんが、世の中に出てまだ間のない子どもたちはいつの時代も純粋できれいな心を兼ね備えているのです。

そんな子どもたちが地域で元気に育つためには、「こうしないといけない」という世の中の常識の枠の中だけの関わりではなく、「こうしたい」という自発的な志しを育むことのできる社会環境の実現により、たくさんの人たちが様々な形で子どもたちに関わってくれることではないでしょうか。

そして、ネット社会とうまく付き合いながら人間同士の関わりを楽しむ生き方ができれば最高なのではないでしょか。